注目のスタートアップ

独自冷凍技術により地域のパン屋さんと消費者をつなぐ「パンフォーユー」が資金調達

company

2021年2月8日、株式会社パンフォーユーは、資金調達を実施したことを発表しました。

また、株式会社ギフティとは、資本業務提携契約を締結しています。

パンフォーユーは独自開発の冷凍技術を活用し、個人向けパン宅配サービス「パンスク」や、法人向けパン・サービス「パンフォーユーオフィス」、冷凍パンを活用したパン屋開業支援サービス「ゴーストベーカリー」事業、パンのOEMプラットフォーム「パンフォーユーBiz」を展開しています。

独自の冷凍技術は、焼きたてのパンの美味しさをそのままに冷凍することができるため、地域のパン屋と全国をつなぐことができます。

今回の資金は、パン屋向けのSaaSプロダクト「パンフォーユーモット」の開発推進などに充当されます。

また、eギフト・プラットフォーム事業を展開するギフティとの提携では、パンのeギフト市場への参入を進めます。ほかにも、提携するパン屋にデジタルの回数券、定期券、サブスクリプションなどの各種ソリューションを提供します。

日本のパン市場は、2019年の見込みが2兆7,804億円で、2018年比101.2%となっています。品目別では、食パン専門店が登場し、従来はなかった贈答需要を獲得しています。

また、冷凍パン市場は、調理場の人手不足などを理由に伸長を続けています。冷凍パンには生地を冷凍した“冷凍生地”と、焼いたパンを冷凍した“焼成済み冷凍パン”があります。

2019年度の業務用焼成済み冷凍パンの市場規模は、前年比8%増の310億円を見込んでおり、業務用冷凍生地は3%増の1,430億円とみられています。

焼成済み冷凍パン市場の市場規模はまだ大きくはないものの、伸長を続けているため、今後が期待されています。ホテル・レストランなどの人手不足のため、焼成済み冷凍パンの需要が増えているためとみられています。

このようなプラットフォーム・ビジネスの成長には、掲載するサービスや企業の多さが重要となってきます。「冊子版創業手帳」では、ビジネスの成長に必要となる営業活動を支援するツールのメリットや導入方法について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ SaaS ギフティ パン パンスク パンフォーユー 冷凍 技術 株式会社 資本業務提携 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

東京タワーでeスポーツテーマパーク 「RED° TOKYO TOWER」を運営する「TEG」が37億円調達
2023年4月27日、TEG株式会社は、総額約37億円の資金調達を実施したことを発表しました。 TEGは、東京タワーを拠点に、eスポーツ×エンターテインメントの事業を展開しています。 2022年4月に…
長期滞在型ホテル「SECTION L」などを運営する「セクションL」が2.5億円調達
2022年9月27日、株式会社セクションLは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 セクションLは、自社ブランドの長期滞在型ホテル「SECTION L」の運営や、省人化ソリュ…
「公認会計士 久禮義継事務所」が新たな廃業の仕方を提案する「ストップ・ザ・廃業」サービスを開始
2020年10月31日、株式会社H2オーケストレーターは、公認会計士 久禮義継事務所において、「ストップ・ザ・廃業」サービスを開始することを発表しました。 「ストップ・ザ・廃業」は、事業の継続が難しい…
IVSの新イベント「LAUNCHPAD SaaS」会場レポート:優勝はカミナシ、準優勝はJunify
初のテーマ特化型!「LAUNCHPAD SaaS」の様子をお伝えします。 2007年の初開催から通算エントリーは5,000社を超え、日本最大級のピッチコンテストとして 数々のスタートアップが熱戦を繰り…
SaaS連携サービス「Master Hub」やSaaS連携アプリストア「SaaStainer」を提供する「ストラテジット」が2.5億円調達へ
2023年1月17日、株式会社ストラテジットは、HEROZ株式会社より、2.5億円の資金枠の調達について基本合意したことを発表しました。 ストラテジットは、SaaS連携サービス「Master Hub(…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集