注目のスタートアップ

農産物流通プラットフォーム「農家の直売所」運営の「農業総合研究所」が5.6億円調達

company

2020年10月14日、株式会社農業総合研究所は、総額5億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、JR東日本と福岡ソノリクとの間で、資本業務提携契約を締結したことも発表しました。

全国の都市部を中心としたスーパーマーケットで「農家の直売所」を運営しています。

「農家の直売所」は、全国の生産者・農産物直売所と提携し、自社集荷設備で集荷した農産物を、都市部のスーパーマーケットなどのインショップ形式の直売所で委託販売するプラットフォームです。

JR東日本との提携では、駅・駅周辺施設などを活用した集荷場の整備や、小売店舗・「JRE MALL」での農産品の販売拡大を行います。

福岡ソノリクとの提携では、福岡ソノリクが所有・管理する倉庫や物流拠点の活用、西日本エリアでの農産物の輸送を行います。

今回の資金は、拡大するスーパーからの青果需要への対応や、産直卸事業の拡大、農産物流通プラットフォームの高度化を目的とした設備投資やシステム開発に充当されるようです。

農林水産省の分析によると、消費者に直接販売を行っている販売農家の方法をみると、農産物販売金額が大きいほど、自営の農産物直売所やインターネットを利用する割合が高くなっています。

しかし農産物や海産物は生鮮物のため、インターネット販売との相性はあまり良いとは言えません。そのため、物流網をうまく構築した委託販売などのビジネス・モデルなどのほうが伸びてくるかもしれません。

農業や漁業だけでなく、商品には販売場所が必要となります。「冊子版創業手帳」では、ネット通販のはじめ方や、インターネットを活用した集客ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ プラットフォーム 株式会社 流通 直売所 資金調達 農家 農家の直売所 農業 農業総合研究所 農産物
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「松竹」がNFTにより「推し活」を支援するWeb3スタートアップ「プレイシンク」に出資
2023年5月11日、松竹株式会社は、CVCである松竹ベンチャーズ株式会社が運営する「松竹ベンチャーズ1号投資事業組合」を通じ、株式会社プレイシンクに出資したことを発表しました。 プレイシンクは、NF…
クラウドゲームソリューションを手がける「ユビタス」が「NVIDIA」から資金調達
株式会社ユビタスは、NVIDIA Corporation(本社:Santa Clara, California)から新規出資による資金調達を実施したことを発表しました。 ユビタスは、クラウドゲームプラ…
映像解析AIプラットフォーム運営の「フューチャースタンダード」が1.65億円調達
2019年10月10日、株式会社フューチャースタンダードは、総額1億6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、東京理科大学イノベーション・キャピタルなどです。 また、東京理科大…
契約業務を変革するサービス「MNTSQ CLM」を提供する「MNTSQ」が10億円調達
2023年9月19日、MNTSQ, Ltd.は、10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 出資者は、ALL STAR SAAS FUNDです。 MNTSQは、契約業務を変革するサービス「MNT…
スマートホームセキュリティ製品などを展開する「Secual」が「アジリティー・アセット・アドバイザーズ」と資本業務提携
2023年9月11日、株式会社Secualは、アジリティー・アセット・アドバイザーズ株式会社と資本業務提携を行ったことを発表しました。 Secualは、個人向けホームセキュリティサービス「Secual…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集