株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」2020年4月の登録ユーザー数が設立以来最高に


2020年5月14日、株式会社日本クラウドキャピタルは、「FUNDINNO」の2020年4月の月間登録ユーザー数が設立以来最高となったことを発表しました。

「FUNDINNO」は、株式投資型クラウドファンディング(ECF)です。

4月の登録ユーザー数は1,874人で、過去最高となりました。また、2020年2~4月の登録ユーザー数も、四半期で過去最高の登録者数となっています。

これにより、登録ユーザー数は25,000人を超しました。「FUNDINNO」は2017年4月24日にサービスを開始しています。

また、登録ユーザーの保有金融資産と年齢も発表しています。30代・40代が全体の7割を占めています。金融資産は1,000万円未満と1,000万円以上が半々の割合となっています。

世界初のECFである「Crowdcube」は、リーマンショックにより、小規模企業の資金調達と、投資家の投資機会へのアクセスが困難となった状況を解決するために誕生しました。

また、米国の「Kingscrowd」の調査によると、米国のECF市場は、2020年3月は前月比6.7%増、4月は前月比21.3%増と、新型コロナウイルス感染症の流行以降も資金調達が行われています。

このことから、日本クラウドキャピタルは、新型コロナウイルスによる資金調達の危機について、インターネットでの資金調達を牽引してきた我々が行動を起こさなくてはならないと分析しています。

新型コロナウイルスの流行後、日本においても企業の資金調達を支援する企業がコロナウイルス対策のためのサービスをリリースしています。

「FUNDINNO」でも、申込みから入金までの全プロセスをオンラインで完結できるようサービス体制の強化を図っています。

株式会社日本クラウドキャピタル CMO 向井純太郎氏のコメント

今回のニュースにつきまして、株式会社日本クラウドキャピタル CMO 向井純太郎氏よりコメントが届きました!

向井 純太郎(ムカイ ジュンタロウ)
株式会社日本クラウドキャピタルCMO。日本HP、ライフネット生命などで、エンジニア、プロジェクトマネージャー、WEBマーケ、カスタマーサクセスを担当。B2CおよびB2Bのマーケティングを専門にしている。グロービス経営大学院卒業。エンジニア出身の広報という異色の経歴。
ーFUNDINNO(ファンディーノ)とはどのようなサービスですか?

向井:FUNDINNOは、個人の投資家が10万円程度から、ベンチャー企業に投資ができるサービスです。ベンチャー企業はこのサービスを通じて、個人の投資家から資金を調達することができます。

FUNDINNOの投資家は、ベンチャー企業を応援し、産業の発展に寄与したいという「ソーシャルグッド」の考えをお持ちの方や、ハイリスクハイリターンではあるが長期的な視点での投資を考える方が多いです。

ーFUNDINNOを使うとどのようなメリットがあるのですか?

向井:投資家にとっては、上場株と違い、会社との距離感が非常に近いということが特徴です。応援する楽しみだけでなく、自らの行動がそのままベンチャー企業の業績につながるというような、ワクワク感もあります。

ベンチャー企業にとっては、FUNDINNOに登録されている2万6千人(2020年4月末現在)の投資家にピッチができること。また資金調達だけでなく、投資した方々がビジネスを応援してくれ自ら顧客となってくれることもあります。さらに、取引先を紹介してくれる「ファン投資家」を獲得できる可能性があり、ベンチャー企業にとってはこれらがメリットだと思います。

ーFUNDINNOは世の中にどういうインパクトを与えそうですか?

向井:今までクローズであったベンチャー企業の状況が、オープンになることだと思います。FUNDINNOを通して、個人の方もベンチャーにオープンに関われ、投資できるようになります。

また、すべてネットで完結できることも大きいです。投資はもちろんですが、資金調達を行う企業の皆さまには、審査を含めた複数回の面談がありますが、こちらもすべてオンライン化しています。現在のようなコロナの状況下においても、業務が止まることはありません。

一方、オープンではありますが、認可事業ということもあり、コンプライアンスの整備にも力を入れています。投資家の皆さまには反社会的勢力のチェックなどの審査を設けさせていただいており、FUNDINNOで資金調達される企業さまには、金商法に基づいた審査があります。

ーなるほど。ところで、全体的なビジネス展開はどのような状況でしょうか?

向井:まだサービス開始から3年ということもあり、2020年4月末現在で、EXIT(※)事例は2件です。破綻事例も2件です。先行する英国や米国などでは、大きなEXIT事例が出てきており、マーケット自体も非常に大きなものとなっています。日本はまだまだ普及の途上という状況です。

※EXIT・・・創業者やファンドが株式を売却し利益を得ること。投資資金の回収

ー今後の展望を教えてください

向井:我々はFUNDINNOでの資金調達だけを目的として立ち上がった会社ではありません。

「誰もが起業できる世界を創りたい」と考えており、ベンチャー企業の支援事業を強化したいと考えております。すでに「FUNDOOR」といったSaaS(※)サービスも開始しました。

また、ベンチャー投資では流動性が乏しいということがあるので、流動性を確保するために、ネットでベンチャー株の売買ができるサービスをこの夏に向けて準備中です。投資家の流動性の確保、企業にとってのEXIT手段として活用していただき、ベンチャーマーケットでの資金が循環していくことを望んでいます。

※SaaS・・・Software as a Service。クラウドで提供されるソフトのこと

ー自社サービス以外に、会社の運営や広げ方でスタートアップに役立つノウハウがあれば教えてください

向井:我々もベンチャー企業で、日々挑戦をして、成功と失敗を繰り返していますので、大きいことは言えませんが、ぜひ情報収集は大切にしていただきたいです。世の中には、その手段しかない、ということはなく、じつはいろんな方法で課題を解決できるはずと考えています。

ー読者にメッセージをお願いします

向井:起業に少しでも興味ある方であれば、投資というところにも興味をもっていただけるのではないかと考えています。

ベンチャー企業を応援するプラットフォームFUNDINNOを、投資家の立場で、一度ご覧になっていただければと思います。また、起業して資金調達する際には、資金調達方法にもいろいろありますので、ぜひFUNDINNOも選択肢に加えて検討していただきたいです。

読んで頂きありがとうございます。最新号の創業手帳(冊子版)も併せて読んで見て下さい。
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