起業塾で起業のノウハウを学ぼう!メリット・デメリットや選び方を解説

創業手帳

起業の知識を得たい人は起業塾がおすすめ。選ぶ時のポイントなどを解説します。


これから起業したいと考えている人の中には、何から始めれば良いかわからない人もいるかもしれません。そのような時は、起業塾も視野に入れてみましょう。
起業塾では、起業の基本的なノウハウだけでなく、新たな起業アイデアの湧出や、幅広い人脈の獲得なども可能です。
ただし、起業塾の中には、マルチ商法目的のように悪質なものも存在するため、選ぶ時には十分な注意が必要です。

今回は、起業塾で学ぶメリットやデメリット、起業塾の適切な選び方を解説します。

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この記事の目次

起業塾とはどのようなものか


起業塾とは、どういったことを学べる場所なのでしょうか。

起業塾の概要

起業塾は、これから起業したい人に向けて、その方法や起業後の経営ノウハウを学べる場所です。
起業塾は、直接受講するシステムからオンライン受講できるシステムまで多様で、自分に合った方法を選べます。
起業にあたっては、知るべき知識や業務が多くあり、それぞれ受講者がどのような知識を求めているかによって受けるべき講義も変わってきます。
無数にある起業塾から、自分に合ったものを選ぶことは難しく思えますが、コツを掴んで賢く選べば、受講が無駄になることはありません。

起業塾で学べること5つ

1.起業にかかる諸手続き

会社を起業するには、法的に取るべき手続きがたくさんあります。この基本的な部分に関しては、初歩の段階で身に着けておくべき知識といえます。
法人設立にかかる手続きでは、定款の作成や登記方法、各種届け出書類や提出先の機関を知らなければなりません。
また、個人事業の起業にも必要な手続きが複数あり、起業塾ではそれらを学べます。

2.資金調達の手段

起業にあたっては、事業資金の調達は不可欠です。
事業の形態や規模によって必要な資金の金額は様々ですが、例えば、個人事業主となるか法人を設立するかでも、必要な資金は異なります。

また、起業後に事業を広げていく予定があるかによっても、資金額に違いが生まれるでしょう。
これらの事情を鑑み、起業にあたってどれくらいの資金が必要なのか、調達方法はどうするかなどのレクチャーも受けられます。

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3.顧客獲得の営業活動

起業した後の顧客獲得には、適切で効率の良い営業活動が必須です。特に、起業したての事業主は社会的信用を得るのが難しいため、起業家の多くが抱える課題でもあります。
また、やみくもに営業活動をしても、徒労に終わることがほとんどであり、本来の事業に集中できないケースもあるかもしれません。

そこで、起業塾では効率的な営業活動の方法についても学べます。さらに、今後の事業パートナーとなりえる人脈作りも、起業塾で得ることが可能です。

4.起業したい業種ごとの専門知識

事業内容によって、起業までの方法には違いがあります。例えば、商品を取り扱う小売り業とサービスを提供する弁護士などの士業では、起業の道はまったく異なります。

また、起業する地域や起業家の属性でも、やり方は様々に存在し、どれも同じではありません。主婦や学生など、起業する業種や規模が特殊なケースもあります。
そのような業種や属性に合わせた専門的な起業知識も、それぞれをテーマにした起業塾を選ぶことで習得が実現します。

5.経営全般に関する手法

経営方針や事業計画の決定など、起業した後に事業を進めていくにあたって必要な作業は多くあります。
それだけではなく、これから参入する事業の市場動向や顧客属性、ニーズのように、適切なマーケティングを行った上で、今後の経営の舵を切ることが重要です。
起業したてでは経営を軌道に乗せていくための方法がわからないこともあるかもしれませんが、起業塾で学べば、経営の足場を固められるでしょう。

起業塾で学ぶメリット・デメリット


この章では、起業塾で学ぶにあたってのメリットやデメリットを説明します。

メリット3つ

1.幅広い知識をすぐに習得できる

起業にあたっての各種知識は、独学ではなかなか身に付きにくく、勉強をしたとしても膨大な時間がかかります。
そのため、実務に役立つ知識を得るには、起業を知り尽くした専門家の話を聞くことが近道です。
また、専門家から受講することで、自分の疑問点も洗い出せます。
さらに、起業塾では効率的なカリキュラムを組んで講座が進められるため、素早く幅広い知識を得ることが可能です。

2.起業専門の講師や実際の起業家と接点がある

起業塾の講師は、ビジネスの専門家や実際に起業に成功した人々です。専門家や起業家は、自身で事業の起ち上げを経験し、成功だけではなく失敗のケースも知っています。
こうした専門家や起業家の話を直接聞けることは、これから起業する人にとっても大きな糧になるでしょう。
さらに、ビジネスにおける法的問題についても、起業塾で法律家から知識を享受できるため、心強い人物を味方につけられます。

3.様々な人脈ができる

起業をする際は、共同のパートナーがいる場合以外は基本的にひとりで行うものであり、相談する場所もなく計画自体が頓挫するケースもあります。
起業塾で受講すれば、自分と同じことで悩んでいる仲間と出会えるため、ともに研鑽しあってモチベーションを高められます。

また、修了後もビジネスへの足掛かりになる人脈と出会えるかもしれません。出会いが起業家にとって大きな支えとなり、事業を成功に導くきっかけになりえます。

デメリット3つ

1.起業への強い意思が必要

どれだけ頑張って起業塾で受講したとしても、自分自身がその知識を実践しなければ、受講した意義が活かせなくなくなってしまいます。
起業塾で得た知識をいかに活用するかは、起業するという強い意思次第です。

そして、起業塾で学んだことを自分の中で整理し、すぐに行動に移すモチベーションがなければなりません。

2.知りたい情報ごとに塾の種類を選ばなければならない

前述したように、起業塾で学べることは幅広く、それぞれに対応した塾を選ぶ必要があります。
例えば、起業の基本を学びたい人が、いきなり営業活動の話を聞いても、すぐに役立てられないかもしれません。

そこで、自分が身に着けるべき知識レベルをしっかりと把握した上で、それに合った塾の種類を精査する必要があります。

3.悪質な塾が存在する

起業塾の中には、法外な会費を請求したり、「誰でもすぐに稼げる」と謳って実践的な内容を教えなかったりと、悪質なところも存在します。
上記のような起業塾は、受講者から金額を巻き上げる詐欺の恐れがあります。

また、自己啓発に近い講座も具体性がなく、中には人を集めてマルチ商法をすすめる起業塾があることも事実です。
このような悪質な起業塾は、一見見分けが付きにくいかもしれません。しかし、次章で紹介する選び方のポイントを参考にすれば見極められるでしょう。

起業塾の選び方について


起業塾は、適切なポイントを押さえて選ぶことが大切です。

起業塾を選ぶポイントとは

目的に合ったところを見つける

まずは、自分がどのような事業を展開したいかといった目的の設定が重要です。その上で、自分の目的に合った起業塾を探すようにします。
事業の目的やビジョンが明確でなければ、どの起業塾を選べば良いか迷ってしまい、適当に選ぶと自分が得るべき知識を享受できず、無駄になってしまうかもしれません。

自分がやりたい事業がはっきりと決まっていなかったとしても、例えばどのような商品やサービスを扱うかを決めておくだけでも、適切な起業塾を選ぶ足掛かりになりえます。

起業塾もしくは講師の実績を見る

起業塾は、起業で成功させる人材の育成が目的であるため、その塾でしっかりと起業家を育成できたかどうかの実績をチェックするようにします。
ただ、塾そのものや講師の実績は誇大に広告されている場合もあるため、口コミや講師自身の実績をよく調べた上で、信頼のおける塾と講師を見極めることが大切です。

実現可能な内容かを判断する

起業塾の講座では、実際に起業に成功した人物が登壇することもあります。
一見すれば、成功者の発言は絶対とも取りがちですが、その成功例が自分に合わないものだと意味がありません。
そのため、講師が伝授するノウハウで実際に成功した例があるかどうかをチェックし、自分自身でも実現可能なものかどうかを事前に調べることもポイントのひとつです。

起業したい人には、それぞれに得るべき知識が違ってきます。例えば、自分が何をやりたいかがまだ見えない人もいれば、実際に起業の準備を整えている人もいます。
これらの人々を比較すると、当然得るべき知識は異なるものです。そのため、今の自分に本当に必要な知識は何かをよく精査し、それに合った起業塾を選ぶ必要があります。

どのような人とつながりたいかを考える

前述したように、起業したい人の属性によっても、起業塾の性質はそれぞれです。広く人脈を得たいのであれば、受講する人の属性を見て参加するのも良い方法といえます。
例えば、個人事業主向けや法人向け、女性向けのように、属性ごとにターゲットを絞った起業塾もあるため、自分がつながりたい人が集まる起業塾を選ぶという方法です。

適切な受講料の設定かを見る

起業塾の受講料は、気軽に参加できる無料のものから、多少値が張る有料のものまで様々です。
注意したいのは、高額だからといって必ずしも質の良い塾とは限らない点です。
受講料が高額でも、自分が得たい情報の提供がなければ散財したも同然で、無駄になってしまいます。

一方、無料で受けられる講座でも自分に合っていれば、十分に有益となります。つまり、自分の身の丈に合わせた受講料の設定を見ることも大切です。

このような起業塾は怪しい

起業塾の中には、詐欺やマルチ商法を目的としたものがあることは、前述のとおりです。では、その見分け方とはどのようなものでしょうか。

「簡単」「すぐ稼げる」などと謳う

これも先に述べましたが、「簡単」や「すぐ稼げる」などと謳い、具体的な内容を教えない起業塾は、受講料を搾取する詐欺の危険性があります。
また、最初に受講者を安心させて警戒心を解き、その後に言葉巧みに勧誘して、気が付けばマルチ商法の一員になっていたというケースも少なくありません。

講師の資格や実績が不明

起業塾で登壇する講師の実績をよく調べることの重要性も、先に述べたとおりです。この時、調べても講師が持つ資格や実績が明らかにならない場合、注意してください。
講師の個人名を検索した時、ビジネスに有益な資格を持つ人物であれば、情報がヒットしますが、これは実績においても同様です。
もし、検索した際に情報が出てこない場合は、虚偽の資格や実績を謳っている恐れがあります。

精神論を中心に解説する

起業における具体的な施策を説明せず、精神論だけを述べて受講者を煽る手法は、マルチ商法によくある手口です。
情熱や向上心を掲げ、それがない人物は成功しないという言葉などで不安に陥れ、精神論をかざしてビジネスの正当性を信じさせるものです。
このような起業塾は、本来の起業家を育てる目的とは外れてしまうため、参加は避けてください。

起業塾に向いている人・向いていない人


起業塾で学ぶのに向いている人・向いていない人とは、どのようなタイプでしょうか。

向いている人

目的や意思が明確な人

やはり、何らかの目的を持ってビジネスを展開していきたいという強い気持ちを持っている人は、起業塾で得られるものも多いでしょう。
このような場合は、目的が明確な分、自分に合った適切な起業塾を見つけることも容易です。

また、明確な目的はまだ決まっていないものの、起業への意思が固い人は、起業塾に参加することで目的を見いだせるメリットも考えられます。
このように、起業の目的や意思が明確な人には、今の自分に何が必要かが起業塾での受講で進むべき道が見えやすくなります。

人脈の幅を広げたい人

前述のとおり、起業塾はこれからのビジネスにつながる人脈を獲得できる場所でもあります。
同じ起業仲間と研鑽を積み、もしかすると将来的にビジネスパートナーになるかもしれません。
さらに、同じ業種や属性の人たちとつながっておくことで、有益な情報交換が行えるメリットも存在します。
このようなチャンスを得たい人には、起業塾への参加がおすすめです。

何から始めればいいかわからない人

起業したい気持ちが強かったとしても、何から始めれば一歩を踏み出せるのかわからない人も多くいます。
そのような時には、ビギナー向けの起業塾に参加するのも良い方法のひとつです。
右も左もわからない状態で独学をすると迷走しがちですが、起業塾で専門家からレクチャーを受けることで最初に何をすればよいかが明確になり、起業へ近づけます。

カリキュラム管理を任せたい人

起業しようとする人の中には、現時点では本業があり、なかなか自分で勉強のスケジュールが組みにくい人もいるかもしれません。
そのような時に、決められたカリキュラムで講座が進められる起業塾を利用すると、勉強の進捗管理を任せられます。
カリキュラムが決まっていること、また、同じく起業を学ぶ仲間の存在は、つい後回しにしがちな起業への勉強を後押ししてくれるでしょう。

起業にあたりサポートが欲しい人

起業塾で受講することで、講師として登壇する専門家とのつながりをも得られます。
もしこれから起業への道のりで行き詰まることがあった時に、専門家のサポートを受けることも可能です。

この時、ノウハウはもちろんのこと、サポートがあるという安心感も得られます。
起業塾によっては、専門家に相談できる窓口を設けているところもあるため、利用を検討してみてください。

向いていない人

起業の目的があいまいな人

先に述べた内容とは反対に、起業の目的や意思があいまいな場合は起業塾に行っても徒労に終わることが多いでしょう。
モチベーションだけではなく、自分が受講すべき起業塾を適切に選べず、本当に得るべき知識を得られず頓挫するかもしれません。
そのため、起業塾を受講する前には、目的や意思をきちんと固めて、自分に必要な知識は何かを洗い出すことが大切です。

起業塾の情報を収集しない人

自分がどのような知識を身に着けるべきかがわかれば、受講すべき起業塾は絞られてきます。
しかし、肝心な起業塾に関する情報の収集を怠ると、せっかく自分の中で整理したことが無駄になってしまいます。
とにかく、手当たり次第に起業塾に参加しても、自分に合っていなければ意味がありません。
そのため、起業塾のコンセプトや講師の情報は、常に収集するようおすすめします。

費用と予算を比較していない人

自分が、起業塾の受講料として出費できる予算と実際の費用を比較できず、思わぬ高額の受講料を支払って苦しむケースもあります。
先に述べたとおり、高額な受講料であれば良質という保証はないため、自分の予算と合致する適切な受講料の起業塾を選ぶことは、今後の資金繰りにも大切なことです。

まとめ

起業塾は、これから起業したい人にとっては有益な足掛かりになるものです。
起業塾を選ぶ時は、自分の知識レベルと、知りたい情報を確実に得られるかどうかを見極め、適切に判断してください。

起業塾の選び方を間違えると、思うように必要な情報が得られなかったり、悪質な塾に引っ掛かったりする恐れがあるため、注意が必要です。
自分の起業目的をしっかり決め、得るべき知識を享受してくれる起業塾を選びましょう。

創業手帳の冊子版(無料)は、資金調達や節税など起業後に必要な情報を掲載しています。起業間もない時期のサポートにぜひお役立てください。
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(編集:創業手帳編集部)

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