注目のスタートアップ

おしゃべりAI「Cotomo」を開発する「Starley」が2億円調達

company

2024年12月25日、Starley株式会社は、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Starleyは、音声会話型おしゃべりAI「Cotomo(コトモ)」を開発・提供しています。

ユーザーとの会話を通じて成長するAIアプリです。日常会話や雑談を得意としており、ユーザーの興味・関心にもとづいた話題について、快適な間やスピードでのコミュニケーションを実現します。

2024年12月に、シニア向けサービスとして、離れた家族を電話によるおしゃべりで見守るAIサービス「茶の間Cotomo」の提供を開始しました。

今回の資金は、採用強化や、開発強化、マーケティング・アライアンスの拡充などに充当します。


テキストや音声を通じて人間のような会話を模倣するソフトウェアであるチャットボットは、インターネット黎明期から開発が続けられてきました。

従来のチャットボットは、あらかじめ設定されたシナリオや辞書データをもとに、ユーザーの入力に対して反応するものでした。しかし、その対話内容には限界があり、人間らしい自然な会話とは程遠いものでした。

ところが、近年になり、ChatGPTに代表される大規模言語モデルを採用したAIチャットボットが登場し、状況が大きく変わりました。この技術は、幅広い対応力と高い精度を備えており、AIチャットボットの進化を象徴するものとして注目を集めています。

こうした進化の中で、ビジネス用途に限らず、日常生活での対話を目的としたAIチャットボットを開発する企業も増加しています。これらのAIチャットボットは、暇つぶしや、娯楽、エンターテインメントとして利用されるだけでなく、認知症予防といった医療・福祉分野での活用可能性も期待されています。

Starleyが提供する「茶の間Cotomo」は、毎日決まった時間におしゃべりAIから電話がかかり、シニアに毎日の雑談という楽しみを提供するAIサービスです。離れて暮らす家族に対しては、会話内容をもとに話しての気分や状況をレポートで届け、見守りとしても機能させています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI AIサービス Cotomo Starley アプリ おしゃべり こども コミュニケーション シニア チャットボット 予防 会話 会話AI 対話 悩み 感情 株式会社 相談 茶の間Cotomo 認知症 資金調達 音声 音声会話
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

アフリカで電動モビリティ(電動二輪車)事業を展開する「Dodai」が300万米ドル(約4.5億円)調達
2024年3月13日、Dodai Group, Inc.は、300万米ドル(約4.5億円)の資金調達を実施したことを発表しました。 Dodaiは、日本人が経営し日本のVCが出資する米国企業です。 アフ…
製造業の受発注プラットフォーム「CADDi」運営と製造業DXの「キャディ」が80.3億円調達
2021年8月24日、キャディ株式会社は、総額80億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 製造業の受発注プラットフォーム「CADDi(キャディ)」の運営や、バリューチェーン全体に潜む…
ヘリカル型核融合炉の開発を目指す「Helical Fusion」が資金調達
2022年5月25日、株式会社Helical Fusionは、資金調達を実施したことを発表しました。 直近では、2022年5月10日に6,500万円の資金調達の実施を発表しています。 Helical …
店舗のデジタル化/無人化支援サービス提供の「fixU」が8,000万円調達
2022年4月15日、株式会社fixUは、総額約8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 fixUは、店舗のデジタル化/無人化支援サービス「fixU(フィックスユー)」を提供しています。…
インフルエンサー・プラットフォーム事業の「WoW JAPAN」とインフルエンサー・マーケティングの「リグラフィティ」が業務提携
2020年10月12日、株式会社WoW JAPANと、株式会社リグラフィティは、2020年10月2日に業務提携したことを発表しました。 WoW JAPANは、インフルエンサーとブランドをマッチングする…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集