創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年8月7日マンガアプリ「GANMA!」やデジタルアニメスタジオ「Qzil.la」などを展開する「コミックスマート」が28億円調達

2024年8月6日、コミックスマート株式会社は、総額28億円の資金調達を実施したことを発表しました。
コミックスマートは、マンガアプリ「GANMA!(ガンマ)」や、デジタルアニメスタジオ「Qzil.la(クジラ)」、マンガ・アニメを中心としたオリジナルIPを開発するスタジオ事業などを展開しています。
今回の資金調達により、スタジオ環境への投資を積極的に行い、マンガ・アニメ・ウェブトゥーンによるヒットIPを創出し、日本国内・海外での強固な事業基盤の確立を目指します。
公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所の発表によると、2023年のコミック市場規模は約6,900億円(前年比2.5%増)に達しました。
媒体別では、紙の売上が約2,100億円(前年比8.0%減)、電子書籍が約4,800億円(前年比7.8%増)となり、電子書籍の成長が顕著です。
日本のマンガ・アニメ作品は、国内だけでなく海外でも高く評価されています。近年はローカライズ体制の整備により、海外市場開拓も進んでいます。
そして、アニメや、ゲーム、映画、ドラマなどでは質の高い原作の確保が課題となっており、その確保先としてマンガに高い注目が集まっています。
こうした状況下で、縦スクロールのフルカラーデジタルコミックであるウェブトゥーン(Webtoon)が世界的に成長しており、映画原作、ドラマ原作などとしてもヒット作を生み出したことで、今後のさらなる成長が期待されています。
こうした背景のもと、日本でもよりクオリティの高いマンガ・ウェブトゥーン作品を生み出すため、スタジオなど制作体制の整備に取り組む企業が増加しています。
企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | GANMA! IP Qzil.la アニメ アニメーション アプリ ウェブトゥーン エンターテインメント オリジナルIP カルチャー ガンマ クジラ クリエイター クリエイティブ コミック スタジオ デジタル マンガ 作家 出版 映像 株式会社 漫画 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2025年4月11日、メディグル株式会社は、総額2億4500万円の資金調達を発表しました。 メディグルは、医療機関の患者紹介を円滑にするWeb予約システム「medigle予約」や、地域医療連携に特化し…
2023年6月19日、インフォメティス株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 インフォメティスは、AIよる電力分析技術(家電分離推定技術)や、この技術によって得られるデータをも…
2019年7月11日、株式会社Flattは、総額約2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 東大発スタートアップで、サイバー・セキュリティ事業を展開しています。 現在は、Webアプリ…
2023年7月25日、株式会社テイラーワークスは、大阪イノベーションハブ(公益財団法人大阪産業局)が実施する「OIHスタートアップアクセラレーションプログラム(OSAP)」第15期参加企業に選定された…
2023年2月22日、株式会社NEXTAGEは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス・ソリューションプロバ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…