注目のスタートアップ

仲介手数料0円で賃貸物件が契約できるサービス「タダスム」を運営する「mediclo」が2,500万円調達

company

2024年1月10日、mediclo株式会社は、総額2,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

medicloは、賃貸物件の仲介手数料を0円あるいは3万円(税込3.3万円)の低価格に抑えられるサービス「タダスム」を運営しています。

ユーザーは不動産ポータルサイトなどから物件を探し「タダスム」に送ることで、仲介手数料0円or3.3万円で物件を契約することができます。

「タダスム」は、一般的な仲介事業者のような物件選定や紹介は行わず、これによってスタッフにかかるコストを削減し、低価格での仲介手数料を実現しています。

物件契約時にオーナーから紹介料が支払われた場合、仲介手数料0円で紹介することが可能となります。

それ以外の場合は、賃料にかかわらず、3.3万円の仲介手数料で紹介しています。

また物件の契約以外にも、生活ライフライン(電気・ガス・水道・インターネット・引っ越し)のトータルサポートも行っています。

今回の資金は、事業基盤の強化、コンテンツの充実、顧客獲得のためのマーケティングに充当する予定です。


賃貸物件探しにおいて、不動産ポータルサイト(いわゆる部屋探しサイト)を利用するという行動は、現代では当たり前の光景となりました。

従来の部屋探しでは駅前などにある不動産会社の店舗に行き、1日あるいは数日かけて物件を探していました。

しかし部屋探しサイトは、空いた時間にスマートフォンひとつで全国の物件が閲覧できるため、大幅な時短と効率化を実現します。

こうした部屋探しサイトを利用するユーザーが増加するに伴って頻出している不満が、仲介手数料が高いという問題です。

仲介手数料は、物件の内見や契約手続きなど、借り手と大家との間に発生するやりとりを、仲介会社が入ってサポートを行ったことに対する手数料です。この手数料は賃料の1か月分が相場です。

これまでの、不動産会社に訪問し、担当者がついて希望に合致する賃貸物件を探すという行動は、ひとりのスタッフを長時間拘束することになるため、高額な手数料にも納得できるユーザーが多かったのですが、部屋探しサイトを利用するユーザーが自分で見つけた物件をそのまま契約する際は、この仲介手数料はあまり納得できるものにはなりません。

こうした背景から、medicloは、仲介手数料を低価格に抑えられるサービス「タダスム」を運営しています。

事業の拡大には資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 0円 mediclo お部屋探し タダスム ポータルサイト 不動産 仲介 仲介手数料 契約 株式会社 賃貸 賃貸物件 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ビジネスのためのAI活用プラットフォーム提供の「MatrixFlow」が資金調達
2022年4月7日、株式会社MatrixFlowは、資金調達を実施したことを発表しました。 MatrixFlowは、ビジネスのためのAI活用プラットフォーム「MatrixFlow」を提供しています。 …
フェロトーシス・酸化脂質をターゲットとした医薬品の研究開発を進める「フェリクス」が3億円調達
2022年9月22日、株式会社フェリクスは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 フェリクスは、フェロトーシス・酸化脂質をターゲットとした医薬品の研究開発を進める、九州大学発スタートアッ…
「MaaS Tech Japan」 MaaSプラットフォーム「SeeMaaS(シーマース)」の新機能として人流データ連携機能を提供開始
2023年6月1日、株式会社MaaS Tech Japanは、MaaSプラットフォーム「SeeMaaS(シーマース)」の新機能として、人流データ*1を連携できる機能を2023年6月1日から提供開始する…
次世代ゲノム解析サービス開発の「Zene」が5,000万円調達
2021年3月8日、株式会社Zeneは、5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、次世代ゲノム解析サービス「Zene360」をB2B/B2E向けに提供するため、サービス利用の募集を…
断熱材「TIISA」を開発する「Thermalytica」が1億1,250万円調達
2023年3月10日、株式会社Thermalyticaは、総額1億1,250万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Thermalyticaは、断熱材「TIISA」を開発する、国立研究開発法人物…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集