注目のスタートアップ

屋内空間専用の産業用小型ドローン「IBIS」を開発・提供する「Liberaware」が11.5億円調達

company

2023年8月7日、株式会社Liberawareは、総額11億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Liberawareは、屋内空間専用の産業用小型ドローン「IBIS(アイビス)」を開発・提供しています。

「IBIS」は、直径20cm・重量185gという小型・軽量を特徴としており、一般的なドローンでは飛行が難しい屋内・狭小空間でも飛行できます。

今回の資金調達により、各業界の株主との連携を強化し、さらなるサービスの拡充や、より高度な研究開発を促進します。


ドローンとは、無人で飛行する航空機のことです。近年の産業では小型で垂直離陸ができるマルチコプター型のドローンの利便性が高く、大きな成長を見せています。

ドローンはすでに、農業における農薬散布や農地の把握、インフラ点検、空撮などで活用されています。将来的には荷物の輸送・配達、さらには人間の交通手段としても社会実装されることが予測されています。

とくに国内のインフラ業界では、インフラの老朽化と深刻な人手不足が重なり、過酷な現場での省人化が喫緊の課題となっています。ドローンは人の手では作業できない場所でも安全に点検・作業が可能であり、効率化・省人化を実現できるため、インフラ業界や点検作業において必要不可欠な存在になると考えられています。

Liberawareのドローン「IBIS」は、他社製のドローンよりも小型・軽量であり、屋内や狭小空間での飛行を可能としていることを特徴としています。

その飛行可能な空間は、ダクト・配管、煙突、プラント、屋根裏・天井裏、エレベーター内部、下水道、タンクなどさまざまです。インフラ業界の点検作業において、革命的な技術となることが期待されています。

事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DX IBIS Liberaware アイビス ドローン レンタル 小型 屋内 巡回 施設 株式会社 点検 狭小空間 産業用 産業用ドローン 自動 設備 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ハイスキルフリーランスに特化した完全審査制プラットフォーム「Sollective」などを展開する「ソレクティブ」が資金調達
2023年8月8日、株式会社ソレクティブは、資金調達を実施したことを発表しました。 これは、グローバルベンチャーキャピタルAntler(本社:シンガポール)の日本法人であるAntler株式会社を通じた…
デジタル・マーケティング事業など展開の「Sole Brain」が5億円調達
2020年4月13日、株式会社Sole Brainは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ライフ・サービス領域のBtoC事業を行う企業をメイン・ターゲットに、デジタル・マーケティング事…
視線計測型VR検査機器を開発する「ニューラルポート」が2,000万円調達
2022年7月7日、株式会社ニューラルポートは、総額2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ニューラルポートは、視線計測型VR検査機器の開発を行う、大阪大学発の研究開発型スタートアップ…
株式会社Medi-LX 池辺諒|医療教育サービス事業で注目の企業
医療教育サービス事業で注目なのが、池辺諒さんが2019年11月に創業した株式会社Medi-LXです。 高齢化社会や世界的なパンデミックなど、今後ますます医療人材の育成が求められる時代に突入します。 特…
人的資本/ウェルビーイング経営支援の「ラフール」が資金調達
2024年5月20日、株式会社ラフールは、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は30億円となりました。 ラフールは、適性検査ツール「テキカク」や、組織改善サーベイ「…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集