注目のスタートアップ

BtoBセールスインテリジェンス 「Sales Marker」を開発・提供する「CrossBorder」が「Relic」と資本業務提携

company

2023年7月26日、CrossBorder株式会社は、株式会社Relicと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

CrossBorderは、インテントセールスを実現するBtoBセールスインテリジェンス 「Sales Marker(セールスマーカー)」を開発・提供しています。

492万件の企業データベースと顧客の興味関心のデータであるインテントデータを組み合わせて活用することで、成約の確率が高いターゲティングを可能とするサービスです。

Relicは、新規事業支援に特化した独自のSaaSやプラットフォーム、新規事業開発やイノベーション創出に関わる一気通貫のトータルソリューション、共同事業開発/JVの立ち上げやベンチャー・スタートアップ投資を通じたオープンイノベーションを展開しています。

今回の提携により、自社/顧客事業における「Sales Marker」を活用した営業・マーケティングプロセス構築や、株式会社Relicのグループ会社である株式会社Scalehackと連携した「Sales Marker」を活用した共同ソリューションパッケージの開発/提供などを行います。


インテントデータとは、顧客の興味・関心を特定するデータのことです。

以前は、自社サイトを訪問するユーザーやサービスを利用するユーザーの行動履歴を分析してデータを収集していましたが、近年はベンダーが外部サイト上でのインテントデータを販売するようになり、より広いインテントデータの活用が可能になっています。

近年のBtoBマーケティングではこのインテントデータの活用がトレンドとなっています。

実は、BtoBにおける顧客企業は、営業担当者などのアプローチがある前の段階において購買を決定しているといわれています。インターネット上でさまざまな情報を入手できるようになった現在において、購買担当者はこうした情報を入手してBtoBサービス・プロダクトの購入を決定しています。

そのため、従来の問い合わせや資料請求をきっかけとした営業アプローチは、すでに顧客企業による選別が済んだ後ということになるため、多くの潜在顧客を取りこぼしているということになります。

そこでBtoBマーケティング/セールスにおいてインテントデータを活用し、見込み客の購買プロセスの初期段階でアプローチを仕掛けることで、より多くの成果につなげることが可能となります。

コロナ禍ではオンラインでの営業活動の比率が高まったため、商談会や飛び込み営業などとは異なるアプローチが求められており、インテントデータを活用した営業も新たな手法として浸透していくと考えられます。

事業を大きく成長させるには戦略的な資金調達や、シナジーのある企業との提携・協業が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoBセールス CrossBorder Relic Sales Marker インテリジェンス インテントセールス インテントデータ セールス セールスマーカー ターゲティング データ データベース 企業 株式会社 資本業務提携 顧客
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

BtoBセールス支援事業やセールステックを展開する「ギグセールス」が3億円調達
2022年4月6日、ギグセールス株式会社は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ギグセールスは、BtoB/SaaS企業向けのセールス支援事業を展開し、リードジェネレーション領域から受…
Z世代を研究対象としたシンクタンク組織「Z総研」の運営やインフルエンサーマーケティン事業を手がける「N.D.Promotion」が1.65億円調達
2023年6月9日、株式会社N.D.Promotionは、総額1億6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 N.D.Promotionは、Z世代を中心とした、芸能プロダクション事業、メデ…
AIカフェ・ロボット「root C」開発の「New Innovations」が1.7億円調達
2020年6月24日、株式会社New Innovationsは、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIカフェ・ロボット「root C(ルートシー)」を開発しています。 A…
大型蓄電池の製造・販売や電気運搬船の開発を手がける「パワーエックス」が27.1億円調達
2023年8月17日、株式会社パワーエックスは、総額27億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 パワーエックスは、大型蓄電池の製造・販売、EVチャージステーションのサービス展開、電気…
「日本IBM」が「中小機構」用の起業・経営相談用チャットボットを開発
日本アイ・ビー・エム株式会社は、独立行政法人中小企業基盤整備機構が提供する「E-SODAN(イーソーダン)」の開発を支援し、本格的に運用を開始したことを発表しました。 「E-SODAN」は、IBM C…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集