友達と遊べるたまり場アプリ「パラレル」がフルリニューアル 非ゲーマーのユーザー拡大を加速へ

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2023年5月30日、パラレル株式会社は、運営する「パラレル」をフルリニューアルしたことを発表しました。

「パラレル」は、友達と通話をしながらミニゲームで遊んだり、動画・音楽を同時視聴したり、カラオケを楽しんだりできるSNSです。

友達とすぐ遊べるコンテンツや、友達が集まってくる仕組みが構築されているため、事前に遊ぶ日程を決めたりすることなく、気軽にコミュニケーションを行うことができます。

2023年5月現在、Z世代において放課後や暇な時間などに友達とおしゃべりをする場として利用されるというケースが伸びています。

今回のフルリニューアルにより、オンラインゲームを介さなくても、さまざまなユーザーが「パラレル」に滞在しやすくなるよう、ひとりで遊んで待つことができる「ひとり向けカジュアルゲーム」、現在のアクティビティを友達が確認できる「ロビー機能」を追加しています。

今後、カジュアルゲームの新規開発や、外部のコンテンツホルダーとのアライアンスなどを進めていく計画です。


現在の若者は、幼少期からスマートフォンやタブレットなどのスマートデバイス、インターネット、SNSなどのソーシャルメディアが身近にある生活を送ってきたデジタルネイティブ世代です。

この世代は友人とオンラインでつながるのは当たり前のことであり、そのつながりを活かして友人と遊んだり、待ち合わせをしたりといったことをしています。

たとえば、女子高生への位置情報共有アプリの流行はその典型例のひとつといえるかもしれません。

位置情報共有アプリは、許可したユーザーの間で、自身の位置情報を常に共有するというアプリです。位置情報を常に共有するということはプライバシーがつまびらかになるということなのですが、位置情報共有アプリのユーザーは、自分がどこにいる、相手がどこにいるという情報から、相手が暇をしているかどうかを確認したり、近くにいるから会いに行ってみたりなどと、現実での半偶然の出会いや待ち合わせのために利用しています。

こうした意識はSNSを利用している若年層にも共通しており、自身のプライベートをSNSを通じて開示することで、友人とのコミュニケーションを創出しているのです。

しかし、コロナ禍はそのオンラインとオフラインの絶妙なバランスを壊すことになりました。コミュニケーションの方法は通話やビデオ通話などの方法がメインとなり、友人と気軽にオンラインで遊んだりコミュニケーションしたりできる場が求められました。

「パラレル」は、そうしたオンラインのたまり場として若年層に注目されており、今後どのように成長していくのか注目が必要です。

コロナ禍を経て、我々のコミュニケーションは大きな変化を迎えています。たとえば、企業ではテレワークとオフィス出勤を併用するハイブリッドワークなども浸透してきています。こうした新たな働き方を実現するにはコミュニケーションツールなどICTツールの導入が必要です。「冊子版創業手帳」では、創業期における社内システムの構築について詳しく解説しています。

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