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2022年12月1日植物コミュニティアプリなどを展開する「GreenSnap」が2億円調達

2022年11月30日、GreenSnap株式会社は、2億円の資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、愛知豊明花き地方卸売市場を運営する豊明花き株式会社です。
GreenSnapは、植物コミュニティアプリ「GreenSnap」や、植物のオンラインショップ「GreenSnapSTORE」、土を使わずに育てる観葉植物「Table Plants」、植物情報サイト「horti」を展開しています。
「GreenSnap」は、植物の写真・テキストを投稿できるSNS機能、植物の育て方などの記事コンテンツを配信する植物に特化したコミュニティサービスです。
「GreenSnap」から得られるデータなどを活用し、EC事業などを展開しています。
豊明花きとは、共同でビックデータプロジェクト「PlantsDATA(プランツデータ)」などの実験的な取り組みを行っています。
今回の資金調達でつながりをさらに強化し、GreenSnapの顧客データと、豊明花き社の流通データ・生産者データ・物流の仕組みを組み合わせ、流通のDXを加速させます。
さらに、データを活用した生産支援や販売支援、ユーザーを巻き込んだ商品開発の推進、デジタルサイネージなどを利用した店舗でのメディア機能の提案などを行っていきます。
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2020年の花き(花卉)の産出額は、前年に比べて184億円減少し、3,080億円(前年5.6%減少)となりました。
コロナ禍においては観葉植物や家庭菜園などの需要が高まりましたが、冠婚葬祭などのイベント自粛から需要の高かった切り花などの需要が大幅に減少し、価格が低下したことなどが理由と分析されています。
また、花き業界においては、葬儀でよく使われる白い菊は安定して生産されますが、それ以外の花きは嗜好性が強く、消費者のニーズを捉えた生産や需要の掘り起こしが長年の課題となっています。
コロナ禍では観葉植物など自宅で楽しむことができる植物が流行しています。
とくに栽培や日々の手入れの手間がかからないものは初心者が手に取りやすく、さまざまな観葉植物が販売されています。
GreenSnapはこうした顧客のニーズを捉え、土を使わずにスポンジを土台として栽培する小さな観葉植物シリーズ「Table Plants」を販売しています。
事業を成長させるには戦略的な資金調達や、シナジーのある企業との提携・協業が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
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