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2022年7月22日超音波モーターと搬送用自律移動ロボットを開発・販売する「Piezo Sonic」が「神田工業」と資本業務提携
2022年7月22日、株式会社Piezo Sonicは、神田工業株式会社と、2022年7月7日に資本業務提携契約を締結したことを発表しました。
Piezo Sonicは、ロボットや医療機器での利用に適した超音波モーター「ピエゾソニック モータ」と、搬送用自律移動ロボット「Mightyシリーズ」を開発・販売しています。
「ピエゾソニック モータ」は、動力源として通常のモーターが使用するマグネットやコイルを使用せず、圧電セラミックの伸縮運動を回転運動に変化し、摩擦を利用して回転するモーターです。
バックラッシュ(隙間)がなく電力ゼロでも姿勢の保持ができ小型・薄型であることを特徴としています。また動作音が小さく、MRI内などの磁場環境でも利用できます。
「Mightyシリーズ」は、ラストワンマイルの搬送を担う搬送用自律移動ロボットです。カメラとセンサーによって自動走行・追従走行します。
また、コンサルティング開発サービスにより、モーター技術やロボット技術を応用した新製品・新サービスの開発と他企業と連携した事業の創出に取りんでいます。
神田工業は、電子部品のOEM/ODM事業や、SMT事業(微細・高密度・高精度を得意とした部品実装)、FPD事業(中小型ディスプレイの各種組立)、ダイレクトボンディング事業(タッチパネルと液晶の光学貼合、OCA・OCR貼合の量産化)などを展開しています。
今回の提携により、Piezo Sonicが開発・販売する製品の量産、販売力の向上を目指すとともに、Piezo Sonicの開発スピードと神田工業の高品質な量産技術を融合させた相互の新製品・新サービスを連携して開発していきます。
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物流業界、とくにトラック輸送業界は、深刻な人手不足に陥っています。
今後も生産年齢人口の減少が予測されています。根本的な人手不足が解消されることはないため、労働力をどう確保するのかが大きな課題となっています。
また、最終拠点から消費者の手元まで届ける役目であるラストワンマイル物流では、新型コロナウイルス感染症による小口需要が高まったことで負担がかかっており、さらに効率化・省力化が喫緊の課題となっています。
これらの課題を解決するためにはドローンやロボットの活用がもっとも有効であると考えられています。
EC最大手のAmazonは、2022年6月13日にドローン配達サービス「Amazon Prime Air」をカリフォルニア州ロックフォードで開始すると発表しています。
Amazonは空を飛ぶドローンによる配送を構想しています。空という広大なスペースを利用できるため、最短距離で効率的に荷物を運ぶことができるというメリットがあります。そのため将来的にはドローンを利用した物流は空を活用するものになると考えられます。
一方で空を利用するには安全性の確保や承認の問題があるため、社会実装されるのはまだ時間がかかると考えられています。
そこで注目されているのが歩道など地上を自律走行する配送ロボットです。
Piezo Sonicの自律走行ロボット「Mightyシリーズ」は、段差乗越え能力・高精度ランニング・高い機動性を特徴としています。
ロボットやドローンの研究開発には潤沢な資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
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