注目のスタートアップ

データとCRMを活用したキッチンカー事業を展開する「muuve」が4,000万円調達

company

2021年10月12日、muuve株式会社は、4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社サムライインキュベートが運営する「Samurai Incubate Fund 6号投資事業有限責任組合」です。

muuveは、データとCRM(顧客関係管理)を活用したキッチンカー事業を展開しています。

キッチンカーを活用することにより初期投資を抑え、固定費を変動費に帰ることで、場所やコストに左右されることなく出店を行います。出店場所は、販売データから最適な場所を導き出すことを特徴としています。

また、キッチンカー内での調理は、属人的にならないよう、厨房機器の選定や、調理オペレーション・導線の最適化を行い、短時間で質の高い商品を提供できる設備・環境を整えています。

今回の資金は、組織体制の強化や、新たな設備投資に充当されます。

キッチンカー(フードトラック)は出店コストが低いことや、場所を移動できることなどのメリットから、数年ほど前からオフィス街などで多数みかけるようになりました。

新型コロナウイルス感染症の流行により、人の流れが変わったため、販売場所を移動できるキッチンカーはさらに注目を集めています。

コロナ禍では、住宅街やマンション下などにキッチンカーを展開するといった光景も見受けられるようになっています。

飲食店に個人事業主が多いのと同様に、キッチンカーも個人事業主が多くなっています。

とはいえ、たとえば大手のハウス食品グループ本社は、キッチンカーレンタルサービス「街角ステージweldi」という事業を新たに開始しています。

キッチンカーや、仕込み場所、販売場所のレンタルを行う、キッチンカープラットフォームというビジネスモデルです。

またキッチンカーはスペースを貸す側も存在するため、遊休スペースとキッチンカーのマッチングプラットフォームなども登場しています。

このようにキッチンカーでは周辺領域でもビジネスが眠っているため、今後ユニークなビジネスが登場するかもしれません。

累計150万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の飲食に特化した別冊「飲食開業手帳」」では、出店に関するノウハウや、資金繰りの改善方法、スタッフの採用・教育など、飲食店の開業に必要なノウハウを提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ CRM muuve キッチンカー データ 株式会社 資金調達 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

実在の猫を元にしたAI VTuber「NYAVATAR」を展開する「ホップスコッチ」が6,000万円調達
2023年2月22日、ホップスコッチ株式会社は、総額6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ホップスコッチは、実在の猫を元にしたAI VTuber「NYAVATAR」を展開しています。…
眼科遠隔診療サービス提供の「MITAS Medical」が資金調達
2020年10月1日、株式会社MITAS Medicalは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社タカギセイコーです。 眼科医以外でも診察に必要なクオリティの眼画像を簡単に撮影でき…
D2CブランドやD2Cソリューション事業を展開する「Brandit」がブランドプロデュース事業を展開する「DiGG」と資本業務提携
2022年6月1日、株式会社Branditは、株式会社DiGGと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 また、DiGGの代表取締役である江藤倫寿氏を、Branditの執行役員CMO(最高マー…
衛星データから地上の構造物を再現した仮想世界を自動生成するAIを開発する「スペースデータ」が14.2億円調達
2022年8月3日、株式会社スペースデータは、総額14億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 スペースデータは、衛星データと3DCG技術を活用し、バーチャル空間に現実と瓜二つの仮想世…
マーケティング領域特化のSaaS型AIサービス「COGNIROBO Cloud」提供の「コグニロボ」が8,500万円調達
2020年8月31日、コグニロボ株式会社は、総額8,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 マーケティング領域に特化したSaaS型AIサービス「COGNIROBO Cloud」を開発・提供…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集