シースリーレーヴ株式会社　空野正輝 ｜ノーコードを使ったスマホアプリやWebサービスの受託開発の事業で注目の企業

ノーコードを使ったスマホアプリやWebサービスの受託開発事業で注目されているのが、空野正輝さんが2017年5月に設立したシースリーレーヴ株式会社です。

最小限の労力コストで、少しでも早く、最大限の利益を上げていく上で、業務の効率化や適切なDX化は欠かせないものとなってきています。
例えば経費精算や請求書作成にかかる労力、スケジュールやタスク管理にかかる手間、取引先や名刺交換社の情報管理の煩雑さ、大事な機密情報を相手とやり取りする際のセキュリティ問題等々、ビジネスシーンにおける効率UPが可能な場面は多々存在しています。
特に起業したての事業者や個人事業主、成長フェーズに入り一気に事業展開を加速させようというスタートアップは、限られたリソース内でほかの企業以上の成果や成長を目指す上で、なおのこと必要なことではないでしょうか。

また、顧客サービスとしてのDX化、アプリケーション開発も盛んになっています。
現代では昔に比べ、事業が多様に展開されるようになっており、独自性の高い事業者が増えたり、ニッチなある特定の専門分野に特化した事業があったりし、各事業者ごとに必要とするDXの中身やアプリケーション開発の内容にも違いが見られるようになりました。

自社に必要なシステム・アプリ開発を自社内で簡単に行えれば良いですが、なかなか簡単にはいかないのが実情です。
ただでさえ日本においてはIT人材不足が叫ばれており、自社内はおろか、社外の専門人材に依頼をしようにも時間とお金がかかり、思うように開発が進まないといったケースも散見されます。

こうした課題を解決してくれる方法の一つとして「ノーコード開発」に注目が集まっています。ノーコード開発とは、プログラミングの知識や技術がなくでも、Webアプリケーションを開発できることを言います。
今では各所で多くのノーコード開発事業者が活躍し、企業サポートをしている時代になっていますが、シースリーレーヴ株式会社によるノーコード開発事業の特徴は、世界で一番有名なノーコードツールのBubbleを利用した開発と自社独自のシステム開発の両輪を回しており、常に起業家の素晴らしいアイデアを深く正しく理解して、そのプロダクトが世の中にヒットするために必要な開発を徹底してサポートしているという点です。

シースリーレーヴ株式会社の空野正輝さんに、事業の特徴や今後の課題などについてお話をお聞きしました。

・このプロダクトの特徴は何ですか？

最近、日本でも伸びているノーコードツールをご存知でしょうか？
今や、スマホアプリやWebサービスの開発に、時間もお金もかかるシステム開発から行うのではなく、ノーコードツールを使った開発の流れになってきています。
従来のシステム開発よりも2分の1や3分の1ほどの費用と時間で作れ、リリース後の修正などもすぐ対応可能なため、PocやMVP開発に向いており、利用されるユーザーのニーズにあったサービスづくりには欠かせない開発方法になっています。

弊社は、世界で一番有名なノーコードツールのBubbleを利用した開発を行っており、日本でも最大級の実績があります。
また、システム開発会社でもあるので、かなり難易度の高いノーコードの依頼も開発していたり、他社ができない事も開発できます。
多くのノウハウを貯める事で、他社よりも安く、かつ高品質なサービス開発が可能になっています。

・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか？

これからスマホアプリやWebサービスの新規事業を行おうと考えている方や、MVP開発やPocとして開発したい方。特にPMFを達成する事を主眼に置かれている方、また既存のサービスで開発費が高くて、追加開発や保守等に困っている方には特にお使いいただきたいです。

・このサービスの解決する社会課題はなんですか？

日本のITが弱い事を解決したいと考えています。

日本のIT弱体化の原因の一つが、ITベンダー企業に依存しているからだと言われます。
日本の雇用上、人を辞めさせるのが難しく、ユーザー企業がエンジニアを抱えるより、ITベンダー企業が人を抱え、ユーザー企業がITベンダーに依存する構造になっています。
ただ、その構造であるため、ITベンダーは ①バッファーを積むため開発費が高くなり ②失敗できないため挑戦せず技術力が成長しづらい というデメリットがあり、IT弱体化したと言われます。

ここで、ノーコード開発であれば、①バグが少なくなり、そもそもの開発費も抑えられる ②同じツールを使うのでノウハウや仕組み化が可能 で、ITベンダーとしてのデメリットがメリットに変わり、日本の得意とする開発方法が可能となります。

そうすることで、日本や世界でもヒットする可能性のあるサービスをノーコードツールを使って高速で開発を行い、日本のIT競争力を復活に貢献しようと考えています。
そのためにも、素晴らしいアイデアを、ヒットさせる開発会社に任せる事が重要になります。弊社はその自信があります。

・創業期に大変だったことは何でしょう？またどうやって乗り越えましたか？

当初、企業時に作ったサービスのマネタイズが上手く行かず、売上確保のために、受託開発も一緒に行っていました。
その受託開発の営業自体も難しく、開発したいと思う企業を紹介していただくためにかなり苦労しました。
ゼロベースで、紹介したい企業とはどんな企業なのかを考えました。
すると実績も人数も、会社の規模もないのに紹介や依頼していただく場合は、新技術や提案力しかないという答えに至りました。

そこで、少ないメンバーで、新技術系のことを必死に学び、経験を積み、紹介して頂いた企業が満足できる提案を必死に作っていきました。
その結果、徐々に、紹介された企業様、紹介して頂いた企業様にも喜んで頂き、さらに紹介して流れができました。

・どういう会社、サービスに今後していきたいですか？

社会課題のところに少しかきましたが、日本のIT競争力を世界トップレベルにしたいと思っています。
そのために、弊社はノーコードツールの受託開発で、新規事業をされたい企業様の成功確率をあげ、世界にどんどん進出できる土台になっていきたいと考えております。
また、弊社でも自社開発をどんどん作っていって、日本を代表するようなサービスを複数作ることを目標としています。

・今の課題は何ですか？

自社・協業サービスとして企画や設計を考えられるメンバーが代表しかいないことです。今後、自社・協業サービスをもっと増やして行こうと考えておりますので、協業でサービスを作りたい企業様がおられましたら、お気軽にご連絡頂けましたら幸いです。

・読者にメッセージをお願いします。

お読み頂きありがとうございます！
ノーコードを初めて知った方も多いかと思いますが、ITの環境はほんと高速で変化しています。
そのため自分や自社に必要な情報の取捨選択をする力も必要になってきています。
今回のノーコードも皆さまにとっての選択肢の一つとして頭の片隅に入れて頂ければ幸いです。