注目のスタートアップ

りんご残渣由来の合成皮革「RINGO-TEX」を手がける「appcycle」が資金調達

company

2026年2月10日、appcycle株式会社は、資金調達を発表しました。

appcycleは、青森県の基幹産業であるりんご農業のフードロス削減を目的に、エシカルレザー「RINGO-TEX」を手がけています。

「RINGO-TEX」は、りんごの搾りかすや廃棄りんごなどをアップサイクルした合成皮革です。

従来の合成皮革と比較し、石油由来のポリウレタンの使用や、開発から廃棄までの各工程でのCO2排出量が少ないほか、高い強度が特徴です。

今回調達した資金は、「RINGO-TEX」の生産体制強化と品質向上、地域エコシステムの構築、パートナーシップの拡大に活用します。


皮革素材の分野では、持続可能性や動物倫理への関心の高まりを背景に、合成皮革の需要が拡大しています。しかし一般的な合成皮革は耐久性や質感などの機能面で天然皮革に劣る場合があり、代替素材としての課題も指摘されています。こうした状況を受け、近年は機能性と環境配慮を両立したヴィーガンレザーへの注目が高まっています。

ヴィーガンレザーとは、動物由来の素材を使用せず、植物由来原料や再生素材などを用いて製造される皮革代替素材を指します。環境負荷の低減や資源の有効活用につながる点が特徴で、食品残渣や農業廃棄物を原料とする取り組みも広がっています。

appcycleは、りんご産地である青森県が抱える地域課題に着目し、りんごジュース製造などで発生する大量の搾りかすなどを原料とした合成皮革「RINGO-TEX」を開発しています。廃棄されていた副産物を新たな素材として活用することで、地域資源の循環利用を促しつつ、持続可能なヴィーガンレザーの社会実装を進めています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

創業手帳 起業検討中

カテゴリ 有望企業
関連タグ appcycle アップサイクル フードロス 素材
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立はどう進める?費用・流れ・手続きをわかりやすく解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
起業の6ステップを時系列で解説!初心者でも迷わない準備・手続きの進め方ロードマップ
【2026年最新】起業・開業の味方!補助金・助成金おすすめ15選|税理士・社労士・行政書士監修

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「gooddaysホールディングス」が飲食・小売向け注文システムプラットフォーム「NEW PORT」などを手がける「スカイファーム」の株式を取得(持分法適用関連会社化)
2023年7月20日、gooddaysホールディングス株式会社は、スカイファーム株式会社が実施する第三者割当増資全ての引受けにより、持分法適用関連会社化することを決議したことを発表しました。 スカイフ…
独自の発酵技術で未利用資源を付加価値ある素材にアップサイクルする「ファーメンステーション」が2.3億円調達
2024年1月30日、株式会社ファーメンステーションは、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ファーメンステーションは、独自の発酵技術と未利用バイオマス・微生物データベースを…
次世代炭素材料「Graphene MesoSponge」の量産化を目指す「3DC」に「東邦アセチレン」が出資
2026年3月30日、株式会社3DCは、資金調達を発表しました。 引受先は、東邦アセチレン株式会社です。 3DCは、東北大学で発明された次世代炭素材料「Graphene MesoSponge(GMS)…
廃漁網のアップサイクルにより新たな製品を開発する「amu」が資金調達
2023年8月1日、amu株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ANOBAKAです。 amuは、廃漁網をはじめとする廃漁具に新しい価値を付加するアップリサイクル製品を開…
植物由来のセルロースファイバーを活用した次世代型素材を開発・提供する「エフピー化成工業」が資金調達
2025年3月3日、エフピー化成工業株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 エフピー化成工業は、難古紙などのセルロースとリサイクルプラスチックのブレンドを実現する独自のリサイクル技術を活用…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
無料冊子
創業手帳冊子版(無料) 補助金ガイド 創業手帳woman 飲食開業手帳