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2025年10月14日宇和島地域で社会実装型の地域イノベーション事業を展開する「空庵」が資金調達

2025年10月10日、株式会社空庵は、資金調達を発表しました。
空庵は、宇和島地域を拠点に、デジタルとリアルの両面から地域課題に取り組み、地方創生を推進しています。
観光関連事業をデジタル技術と事業承継・M&A・新規事業開発によって再構築するほか、一次産業を観光資源化・商品化し、地域経済の統合型バリューチェーンを創出しています。
現在、廃校モール「ビーチビレッジ石応」における起業家育成プログラム、登録有形文化財「木屋旅館」運営会社の事業承継と再構築プロジェクト、地域の魅力とサステナビリティを発信する「デジタル物産展」といった事業を展開しています。
今後は、空き家再生民泊事業の展開、チャレンジキッチン事業のスタート、商住一体型空き家を活用した食住近接型ライフスタイルの実装などを計画しています。
今回の資金調達を契機に、宇和島市を起点とする社会実装型の地域イノベーションモデルを全国へと広げていきます。
地方は、人口減少、人口流出、空き家問題、後継者不足などさまざまな課題を抱えています。とくに生産年齢人口の減少は税収の減少を招いており、地域社会の衰退につながっています。このまま過疎化が進めば生産基盤の維持が困難となるため、地方の活力回復は喫緊の課題です。
この状況を打破するため、政府や自治体、そして企業が地方創生・地域活性化に取り組んでいます。地方創生については投資家の関心も高まっており、全国的にさまざまな取り組みが展開される状況が訪れています。
このような流れのもと、空庵は宇和島地域を拠点に、地域の資源と文化をデジタル技術や都市部の強みを取り入れつつ再編集し、観光・宿泊・物産・事業承継を通じて持続可能な地域創生の実現を目指しています。
企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
カテゴリ | 有望企業 |
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