注目のスタートアップ

音声配信プラットフォーム展開の「stand.fm」が10億円調達 「UUUM」の「REC.」事業の譲受けを締結

company

2021年10月22日、株式会社stand.fmは、10億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、Z Venture Capital株式会社です。

また、UUUM株式会社の音声配信サービス「REC.」の譲受けを決議し、事業譲渡契約を締結したこともあわせて発表しました。

stand.fmは、簡単に収録・配信ができる音声配信プラットフォーム「stand.fm(スタンドエフエム)」を展開しています。

スマホアプリ上で、オリジナルBGMの挿入や、音声の編集、配信までをワンストップで行うことができるほか、他配信者とのコラボ機能や、リスナーから質問・相談を募れるレター機能などを備えています。

今回の資金調達と「REC.」の事業譲受により、「stand.fm」の事業基盤の拡大や、機能の拡充、収益化の支援・強化、運営強化に向けた採用の強化を行っていきます。

スマートフォンやタブレットの普及により動画コンテンツは非常に大きな市場となりました。

そして動画の次にやってくるのは音声コンテンツだといわれています。

動画の次に音声というのは、なにか退化したような印象を抱くひとも多いでしょう。

しかし音声は、テキスト・画像・動画と違い、視覚を必要としないコンテンツであるため、これらのメディアとはまた違った展開をしていくと考えられています。

音声コンテンツのなかでもメジャーな世界のオーディオブック市場は、新型コロナウイルス感染症の流行によって需要が増加し、前年比25%増の40億ドルに成長すると推計されています。

音声コンテンツは“ながら聞き”できることと、“広告であっても印象が良い”ことが大きな特徴です。

また配信や収録にそこまで機材を必要としないほか、準備も簡単な部類であるため、音声配信プラットフォームがいくつも登場しており、その規模を拡大させています。

音声配信プラットフォームでは、著名人の配信だけでなく一般ユーザーの配信も多く、人気配信者も数多く誕生しています。

今後、どのような成長をしていくのか注目が必要な市場といえるでしょう。

音声コンテンツは、まだ大きく注目されていませんが、ビジネスのPRの場としても有効かもしれません。「冊子版創業手帳」では、創業期におけるネットを活用したPRノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ REC. stand.fm UUUM スタンドエフエム プラットフォーム ラジオ 事業譲渡 株式会社 資金調達 配信 音声
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

メタバース型Go To Earnアプリ「Massive World」を開発する「Super Massive Global」と「ピアズ」が資本業務提携
2023年2月9日、株式会社ピアズは、Super Massive Global株式会社と、資本業務提携したことを発表しました。 Super Massive Globalは、現実世界の位置情報と連動した…
AIを用いた放射線治療計画ソフトウェアを開発する「アイラト」が4.6億円調達
2025年6月24日、アイラト株式会社は、総額4億6000万円の資金調達を発表しました。 アイラトは、AIを用いた放射線治療計画ソフトウェア(放射線治療計画AIソフト)を開発しています。 腫瘍や正常組…
ハウス・クリーニング「リブロス」の小規模店舗・一般家庭向け予防除菌サービスがコロナ収束まで値下げ
2020年5月8日、コアーズ株式会社は、「リブロス」が提供する小規模店舗や一般家庭向けの予防除菌清掃サービスを値下げすることを発表しました。 「リブロス」は、ハウス・クリーニング、カー・クリーニング専…
自律搬送ロボット開発・提供の「匠」が4億円調達
2021年8月3日、株式会社匠は、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 自律搬送ロボットの設計・開発・提供を行っています。 ハードウェア・ソフトウェアの両方を一貫して手がけ、“GRID式…
サステナビリティ活動の可視化・計測・マッチングサービスを提供する「ICHI COMMONS」が3,500万円調達
2023年12月26日、ICHI COMMONS株式会社は、総額3,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ICHI COMMONSは、企業とNPOのマッチングプラットフォーム「サステナN…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集