「起業支援ファンド」

tips

「起業支援ファンド」のご案内です。

独立行政法人中小企業基盤整備機構のファンド出資事業です。

国内の創業または成長初期段階にある有望なベンチャー企業(中小企業)が新事業等に取り組む際、ファンドによる資金提供および経営支援を受けることができます。

対象者

国内の創業または成長初期段階にある設立5年未満の有望なベンチャー企業等で、民間のベンチャーキャピタル(VC)が運営するファンドから投資や経営支援を受けることを希望する者。

支援内容

民間のVCが運営するファンドに対して、独立行政法人中小企業基盤整備機構が出資(ファンド総額の2分の1以内)を行うことで、ファンドの組成を促進し、創業または成長初期段階にあるベンチャー企業等への投資機会の拡大を図っています。

これらのファンドからは、主に株式や新株予約権付社債の取得による資金提供や踏み込んだ経営支援(ハンズオン支援)を受けることができます。

利用方法

中小機構ウェブサイトの「ファンド検索」から希望のVCに直接相談するか、中小機構のファンド事業部に問い合わせ。

ファンドからの投資を受けるには、ファンドを運営するVCの審査が必要です。


スタートアップの成長において、ベンチャーキャピタルによる出資は非常に大きな役割を果たします。

まず、創業初期の企業は収益が安定していない段階で多くの資金を必要としますが、VCはそうしたリスクの高い局面でも出資によって成長資金を提供します。

さらに、単なる資金提供にとどまらず、経営戦略や人材採用、資本政策などに関する専門的なアドバイスを通じて、経営の質を高める支援も行います。

また、VCが持つ広範なネットワークを活用することで、スタートアップは事業提携や販路拡大、次の資金調達といった面で大きな後押しを得られます。

有力なVCからの出資は第三者からの信頼を高め、採用や取引先の獲得にも良い影響を与えることがあります。

そして、最終的な出口戦略としてのIPOやM&Aを目指す際にも、VCはその経験と知見を活かして企業の成長を支え続けます。

このように、VCはスタートアップにとって単なる出資者ではなく、成長を加速させるための重要なパートナーとなっています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ VC ファンド ベンチャーキャピタル 中小企業基盤整備機構 中小機構 出資 独立行政法人 資金調達 起業支援ファンド
詳細はこちら

起業支援ファンド(PDF)

資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AIが会話からカルテ原稿を自動生成する診療支援ツール「medimo」を展開する「Pleap」が1.5億円調達
2025年1月28日、株式会社Pleapは、総額1億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Pleapは、医療従事者と患者の会話からAIがカルテ原稿を自動生成する診療支援ツール「medi…
議事録作成効率化SaaS「One Minutes」提供の「quintet」が3,000万円調達
2021年9月30日、quintet株式会社は、総額約3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 議事録作成効率化SaaS「One Minutes」を提供しています。 議事録の作成や共同編…
ビル管理クラウドサービス「ビルカン」を提供する「FLINTZ」が資金調達
2023年7月31日、株式会社FLINTZは、資金調達を実施したことを発表しました。 FLINTZは、ビル管理クラウドサービス「ビルカン」を提供しています。 図面管理、書類管理、設備管理、報告書作成、…
Web3領域におけるビジネスインフラを開発・提供する「REVELYA」が資金調達
2023年3月13日、株式会社REVELYAは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、自社設計のオリジナルサーバーを基軸としたデータ配信などサーバープラットフォームビジネスを展開する株式会…
AIテスト自動化プラットフォーム「Magic Pod」運営の「TRIDENT」が3億円調達
2021年7月7日、株式会社TRIDENTは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIテスト自動化プラットフォーム「Magic Pod」を運営しています。 モバイルアプリテスト、ブラウ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集