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個人主権型のログイン基盤「Login3.0」などを手がける「UPBOND」が資金調達

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2025年3月26日、株式会社UPBONDは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、大和ハウスグループの株式会社コスモスイニシアです。

UPBONDは、個人主権型のログイン基盤「Login3.0」や、個人のライフログを活用したAIエージェントサービス「Login3.0 with AI Agent」を提供しています。

「Login3.0」は、ユーザー側で個人情報を管理する“DID/VC”の技術を活用し、企業が持つデータとユーザーが持つデータをつなぐ、次世代の顧客ID(ログイン)基盤です。

コスモスイニシアとの協業体制を強化し、「Login3.0」を活用した訪日外国人向け旅行体験プラットフォームの開発を進め、新たな旅行体験の創出に取り組みます。

コスモスイニシアとは2024年にアパートメントホテル「MIMARU」で実証実験を行っており、NFT会員証や手荷物配送サービスなどWeb3技術を活用した旅行体験の可能性を確認しています。

今回調達した資金は、より高度でシームレスな顧客体験を提供するサービスの開発に活用します。

今後は、事前チェックイン、交通・レジャー予約、インセンティブ設計、NFTを活用したコミュニティやリファラルなど、個々の旅行者に合わせた統合的な体験価値の提供を目指し、プラットフォーム開発を推進する計画です。


インターネット経済圏の拡大により、Google、Amazon、Appleなどの巨大IT企業が台頭し、ユーザーはさまざまなサービスを利用する際に、検索履歴、購入履歴、関心、消費傾向などの個人情報をこれら企業に提供せざるを得ない状況にあります。

この個人情報は主に広告の分野で活用され、企業に莫大な利益をもたらしています。しかし、特定企業がこれらのデータを独占する構造に対しては批判が高まっており、欧州連合(EU)では2018年からGDPRが施行され、個人情報の権利と自由が保護されるようになりました。

このような背景から、企業が個人情報を利用する際には、ユーザー自身がデータの提供とその活用を判断できる仕組みが求められており、「情報銀行」などの新たなビジネスモデルが検討されています。

UPBONDは、Web3技術を活用し、個人主権型のログイン基盤「Login3.0」や個人のライフログを活用したAIエージェントサービス「Login3.0 with AI Agent」の提供を行っています。これらサービスの提供を通じ、個人にライフログのフルコントロールを提供する個人主権型のライフログプラットフォームの実現を目指しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB DID ID Web3 アイデンティティ ウォレット プライバシー プラットフォーム ブロックチェーン 旅行 株式会社 認証 資金調達
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