【中小企業庁】経営力向上計画の申請にあたっての留意点について

subsidy

2025年3月13日、中小企業庁は、経営力向上計画の申請にあたっての留意点について(令和7年度税制改正おける中小企業経営強化税制関連)発表しました。

令和7年度税制改正関連における経営力向上計画の経過措置を講じます。

中小企業経営強化税制の現行措置(2025年3月31日までの制度)の対象となるためには、2025年3月31日までに経営力向上計画の申請が必要となります。

また、令和7年度税制改正に伴い、2025年4月1日から、中小企業経営強化税制の下記の内容については変更となります。
・デジタル化設備(C類型)については対象外
・暗号資産マイニング業の用に供する設備については対象外
・経営力向上計画の申請に関する柔軟な取扱いが終了


令和7年度の経済産業関連の税制改正では、成長分野への投資促進や中小企業支援、カーボンニュートラルの推進が主な柱となります。

まず、企業の設備投資を後押しするため、特定の成長分野における投資減税が拡充されます。特に、半導体や蓄電池、次世代通信技術などの戦略産業に対する税制優遇が強化される見込みです。

中小企業支援では、賃上げ促進税制が拡充されます。一定の賃上げを実施した企業に対する税額控除率が引き上げられ、人材投資への支援が強化されます。また、事業承継税制も見直され、後継者不足に悩む中小企業の円滑な承継を後押しする措置が講じられます。

カーボンニュートラル実現に向けた取り組みとして、脱炭素投資に対する優遇措置が拡大されます。再生可能エネルギー設備や省エネ技術の導入に対する税制支援が強化され、企業の環境対応が促されます。

これらの改正により、企業の成長支援と持続可能な社会の実現が期待されます。

起業や経営では起業家・経営者だけでは解決できない問題や相談したいことが発生することがよくあります。その場合は専門家に相談することが重要です。創業手帳では無料で専門家の紹介を行っています。起業や経営にあたって不安や相談したいことなどがある起業家の方はぜひご活用ください。

また、起業家や専門家の生の声をもとに記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」や、資金調達に特化した「資金調達手帳」も無料で発行しております。ぜひご活用ください。

カテゴリ 公募
関連タグ 中小企業 中小企業庁 税制 税制改正 経営
詳細はこちら

経営力向上計画の申請にあたっての留意点について(令和7年度税制改正おける中小企業経営強化税制関連)

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「中小企業投資促進税制」(適用期限:2025年3月31日まで)
「中小企業投資促進税制」のご案内です。 械装置等の対象設備を取得や製作等をした場合に、取得価額の30%の特別償却、または、7%の税額控除が選択適用できるものです。 対象者 ・中小企業者等(資本金額1億…
【中小企業庁】M&Aトラブルに関する注意喚起/「中小M&Aガイドライン」改定
中小企業庁によるM&A関連のご案内です。 M&Aトラブルに関する注意喚起 M&Aにおける不適切な買手に関する注意を呼びかけています。 近年、事業承継を進めるためにM&Aの活用が進んでいますが、不適切な…
【2024年2月6日~8日開催】ギフト・雑貨分野の販路開拓を支援「中小企業総合展in Gift Show 2024」出展者募集
2023年9月11日、独立行政法人中小企業基盤整備機構は、「中小企業総合展 in Gift Show 2024」を、2024年2月6日(火)~2月8日(木)まで東京ビッグサイトで開催することを発表しま…
「小規模事業者持続化補助金」チラシが公開
「小規模事業者持続化補助金」のご案内です。 ポイント ・商工会・商工会議所等と一体となって経営計画を作成し、当該計画に基づいて行う販路開拓等の取り組みを支援すべく、「小規模事業者持続化補助金」を措置 …
水産庁「女性活躍のための実践活動支援事業」3次公募
水産庁は、令和5年度「女性活躍のための実践活動支援事業」の3次公募について発表しました。 漁業や水産業を基幹産業とする地域の活性化を進めるためには、女性の視点を取り入れた様々な活動を展開していくことが…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集