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コーヒー専門通販サイトやコーヒーのサブスクを展開する「POST COFFEE」が資金調達

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2025年2月20日、POST COFFEE株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、シンガポールを拠点とするベンチャーキャピタル「Joyance Asia」です。

POST COFFEEは、日本最大級のコーヒー専門通販「PostCoffee」、コーヒーのサブスク「PostCoffeeサブスクリプション」を提供しています。

また、2023年10月には下北沢にフラグシップストアをオープンしています。

今回の資金調達を通じ、アジア市場を中心としたグローバル展開を加速します。


全日本コーヒー協会「日本のコーヒー需給表」によると、国内のコーヒー消費量は増加傾向にあり、1996年には約35万トンだった消費量が、2018年には約47万トンへと成長しています。

日本のコーヒー消費量は世界全体の4%を占め、EU、アメリカ、ブラジルに次ぐ規模であり、国際的にも重要な市場とされています。

近年はアメリカを中心にスペシャルティコーヒーの人気が高まり、日本国内でもスペシャルティコーヒーを提供するカフェや、それを扱うロースター(焙煎所)が増えています。

スペシャルティコーヒーとは、生産から消費まで徹底した品質管理が行われた高品質なコーヒーのことを指します。

従来の大量生産・大量消費モデルによるコーヒー流通は、世界的なコーヒー価格の低迷を招き、零細コーヒー農園の経営を圧迫する要因となってきました。

一方、スペシャルティコーヒーは、品質や個性に付加価値を持たせることで、コーヒー豆の適正な価格を維持し、生産者との直接取引によって利益を還元する仕組みを取り入れています。これにより、持続可能なコーヒー生産・流通が実現されつつあります。

しかし、流通量の少なさから、ロースターが自社ECのみで販売するケースが多く、消費者にとっては入手しづらい状況も生じています。

この課題を解決するために、「POST COFFEE」は、スペシャルティコーヒーのショッピングモール「PostCoffee」やサブスク「PostCoffeeサブスクリプション」を運営し、多様なコーヒーの流通を支援しています。

事業の大きな拡大のためには資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

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カテゴリ 有望企業
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