創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年1月14日【最大800万円補助】令和6年度「農業生産におけるプラスチック排出抑制対策事業のうちプラスチック代替資材導入推進事業」

農林水産省は、令和6年度「農業生産におけるプラスチック排出抑制対策事業のうちプラスチック代替資材導入推進事業」の公募について発表しました。
農業生産現場において、プラスチックの使用削減・適正回収・リサイクル等に係る取組の重要性はますます高まっています。そのうち、プラスチックの排出を抑制する観点から、紙・生分解性プラスチック等を使用したプラスチック代替資材の実用化の検討、普及のための情報発信を支援します。
事業内容
1. プラスチック代替資材の実用化
生分解性プラスチックや紙等のプラスチックを代替する素材を利用した資材の実用化に向け、当該資材の製造事業者等は、以下の取組を行うものとします。ただし、①について既に実施済みである場合は、②から④までの取組を行うものとします。
① 生分解性の分析及び認証の取得
② 農業生産現場におけるプラスチックを代替する素材を使用した資材の実証等
③ 当該資材の実用化に向けた有識者、農業団体、行政機関等の意見を踏まえた検討
④ 当該資材の使用事例の取りまとめ及び公表
2. プラスチック代替資材の普及のための情報発信
生分解性マルチ等の生産現場への導入を推進するため、以下の取組を行うものとします。
① プラスチックを代替する素材を使用した資材についての情報収集
② 生分解性の分析、認証の取得、活用事例等の情報発信
③ 情報発信に向けた有識者、農業団体、行政機関等を交えた検討会の開催並びに当該資材の活用事例等の取りまとめ及び公表
補助金額・補助率
1. プラスチック代替資材の実用化:上限400万円(定額)
2. プラスチック代替資材の普及のための情報発信:上限800万円(定額)
公募期間
2025年1月9日(木)~2025年1月31日(金)
SDGsの普及に伴い、さまざまな産業で環境負荷の低い事業への転換が進められています。
農業は地球環境を重要な資産としているため、他産業よりも環境に依存する割合が高い産業のひとつです。そのため、より強力に環境対策を推進する必要があります。
現代農業ではさまざまなプラスチック製品が用いられていますが、プラスチック製品は製造から廃棄までに多くの二酸化炭素を排出します。また、土に還ることがなく、地球環境にさまざまな悪影響を与えるという課題を抱えています。
そのため農業においても脱プラスチックの取り組みが求められています。
たとえば、畑の畝を覆う資材である農業用マルチシートの素材は、ビニールやプラスチックフィルムが一般的です。このマルチは利用終了後に剥ぎ取りと廃棄が必要であり、環境負荷をかけているほか、高い作業負担にもなっています。
この課題を解決するものとして、近年は土壌にすき込むことで分解される生分解性マルチが普及しています。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。
また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。
ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。
さらには、ブルーベリーファームおかざきとコラボして制作した、農業での起業について解説する冊子「ブルーベリー観光農園始め方ガイド」を無料でお送りしています。このガイドブックでは、ブルーベリー農園立ち上げのリアルな実体験や、事業計画の作り方、経営手法などを解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 公募 |
---|---|
関連タグ | SDGs プラスチック 助成金 補助金 農林水産省 農業 農業生産におけるプラスチック排出抑制対策事業のうちプラスチック代替資材導入推進事業 |
公募の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
東京都は「宿泊施設を活用した文化体験等観光支援事業」について発表しました。 東京における長期滞在を促し、インバウンド需要を確実に取り込むため、宿泊施設が体験型観光提供事業者と連携して企画する日本文化等…
2023年12月18日、独立行政法人中小企業基盤整備機構は、「サービス等生産性向上IT導入支援事業(IT導入補助金)2023」において補助事業者を採択したことを発表しました。 採択結果概要 ・補助金名…
農林水産省は、「国内肥料資源利用拡大対策事業のうち国内肥料資源活用総合支援事業」(令和5年度補正予算(第1号))の第3次公募について発表しました。 作物生産において必要不可欠な農業資材の一つである肥料…
2023年8月8日、株式会社坂ノ途中は、双日株式会社と資本業務提携したことを発表しました。 坂ノ途中は、新たに農業をはじめた新規参入者などをパートナーに、化学合成農薬や化学肥料を使用せずに育てられた農…
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2024年度「新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」(新エネ中小・スタートアップ支援制度)の公募について発表しま…
大久保の視点
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…