注目のスタートアップ

中小・ベンチャー企業向けの管理部門BPaaS「コラボ」を展開する「Wewill」が2.46億円調達

company

2024年12月9日、株式会社Wewillは、総額2億4600万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Wewillは、中小・ベンチャー企業の管理部門の生産性と信頼性を向上させるBPaaS「コラボ」を展開しています。

経理・労務・法務事務などの管理業務を、まとめてWewillのエキスパートたちが担うBPaaSです。日々の業務執行だけでなく、業務改善からSaaS導入まで継続的にバックオフィスを最適化することが可能です。

今回の資金は、「コラボ」のコンサルタント増強や、社内教育体制・品質管理体制・営業体制の強化などに充当します。


バックオフィス業務やコーポレート業務は、企業の運営を支える重要な役割を果たしていますが、創業直後の企業ではその整備が後回しにされることがよくあります。そのため、起業家自身や少人数の担当者がこれらの業務を担い、負担が集中するケースが少なくありません。

経営者がバックオフィス業務に多くの時間を割くと、企業の成長に不可欠なコア業務に十分なリソースを投入できなくなる問題が生じます。また、成長期に入った際、請求や契約手続き、人事労務管理といった業務でトラブルが起こるリスクも高まります。バックオフィスの基盤が整っていない場合、これらの問題が企業の成長を妨げる要因となることがあります。

こうした背景から、創業期の企業を対象にバックオフィス体制の構築を支援するサービスが増えています。たとえば、請求書発行や勤怠管理などの業務を効率化するSaaS、バックオフィス業務を専門家に委託できるアウトソーシング(BPO)、税務や法務の課題を解決するために士業に相談できるプラットフォームなどが挙げられます。

Wewillはこの領域で、管理部門を効率化するBPaaS「コラボ」を展開しています。

BpaaSとは、SaaSとBPOを組み合わせたサービスです。BPOの強みにプラスして、SaaSによる業務効率化やデータの蓄積などのデジタル化を行い、BPOの安価な提供や、効率的なサービスの提供、導入企業のデジタル化の促進などを実現します。

創業期から経営の土台となるバックオフィス体制を構築することで結果的に業務が円滑になり、より多くの利益を上げられることになります。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、アウトソーシングの導入方法や、外注の活用法について詳しく解説しています。

また、企業の成長においては資金調達が重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BPaaS BtoB SaaS Wewill コラボ バックオフィス バックオフィス業務 事務 労務 株式会社 法務 管理 管理部門 経理 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」の設立方法完全ガイド|流れ・費用・必要書類など解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

電力卸売スタートアップ「エナジーグリッド」が18億円調達
2022年3月7日、エナジーグリッド株式会社は、総額約18億円の資金調達を実施したことを発表しました。 旧一般電力電気事業者や商社から、電力をまとまったボリュームで調達し、新電力会社に小分けにして販売…
不動産データ分析基盤「estie pro」提供の「estie」が10億円調達
2022年1月12日、株式会社estieは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 不動産データ分析基盤「estie pro」と、賃貸オフィスマッチングサービス「estie」を提供して…
BtoB受発注システム「CO-NECT」運営の「CO-NECT」が3.7億円調達
2022年6月20日、CO-NECT株式会社は、総額3億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 CO-NECTは、BtoB受発注システム「CO-NECT」を運営しています。 FAXや電…
「プレイド」が「ランサーズ」と業務提携しフリーランス向けCX教育プログラム「KARTE CXパートナープログラム」を提供開始
2020年10月12日、株式会社プレイドは、ランサーズ株式会社と業務提携したことを発表しました。 この提携により、フリーランス向けの教育プログラム「KARTE CXパートナープログラム」の提供を開始し…
アフリカ最大の小売店プラットフォーム構築を目指す「WASSHA」が10.1億円調達
2019年11月8日、WASSHA株式会社は、総額10億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 未電化地域向け電力サービス「WASSHA」を提供しています。 安定した収入を持たない層に…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集