創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年11月27日「中小企業・小規模事業者の下請取引実態調査(小規模企業景気動向調査令和6年7月期付帯調査)」

全国商工会連合会は、「中小企業・小規模事業者の下請取引実態調査(小規模企業景気動向調査令和6年7月期付帯調査)」について発表しました。
全国の商工会地区における中小企業・小規模事業者の下請取引実態について調査したものです。この調査は、令和6年7月に小規模企業景気動向調査の付帯調査として実施したものです。
調査によると、直近1年間で取引先に価格交渉を要請したことがない企業のうち、デメリット等の発生を恐れて価格交渉の要請を行っていない企業は30.5%となりました。
また、価格交渉要請を行った企業におけるコスト高騰分の価格転嫁について、価格転嫁率が6割に達していない企業が80.2%となりました。
「コストが上昇したとしても価格転嫁を受け入れられない」「最終的な製品価格が上昇しても下請企業にまで反映されるほどの価格転嫁は行われていない」との声も見られ、サプライチェーン全体で適正な価格転嫁が行われる環境づくりや取り組みを求める声が多く寄せられました。
価格転嫁とは、企業が原材料費や人件費、エネルギーコストの変動を製品やサービスの価格に反映させる行為を指します。近年、エネルギー価格の高騰や物価上昇、円安の進行などにより、企業にとってコスト増加への対応が避けられない状況となっています。適切な価格転嫁は、企業が利益を確保し、事業を継続するために欠かせない戦略のひとつです。
しかし、中小企業にとって価格転嫁は容易ではありません。取引先との交渉力が弱い場合や、競争の激しい市場環境では、価格を上げることで顧客を失うリスクがあるため、コスト増を自社で吸収せざるを得ないケースも多く見られます。
今回の調査では、中小企業・小規模事業者の下請取引において、直近1年間で取引先に価格交渉を要請したことがない企業のうち、デメリットの発生などを恐れて要請を行っていないと答えた企業は約3割に達しています。
企業を成長させていくにはさまざまな知識を身につけることが重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、資金繰り、会計・経理、販路拡大、ネット活用、人材採用、契約など、あらゆるノウハウについて詳しく解説しています。
また、別冊の資金調達に特化した「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるための方法や、融資制度の活用法、クラウドファンディングを成功させるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
| カテゴリ | トレンド |
|---|---|
| 関連タグ | 中小企業 価格転嫁 小規模事業者 調査 |
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
「新製品・新技術開発助成事業」のご案内です。 公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する助成事業です。 対象となる研究開発 製品・サービスを生み出すために、試作品の設計、製作、試験評価を行うことを「…
2025年6月27日、中小企業庁は、「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」の第3回公募要領を公開しました。 業務プロセスの自動化・高度化やロボット生産プロセスの改善、デジタルトランスフォーメーション…
「小規模事業者持続化補助金・優良事例発表会」のご案内です。 中小企業庁と独立行政法人中小企業基盤整備機構は、「小規模事業者持続化補助金」を活用して特に効果的に販路開拓等に取り組んだ事業者による「小規模…
公益財団法人東京しごと財団は、令和7年度「育業中スキルアップ助成金」の公募について発表しました。 従業員のスキルアップのための研修を実施する都内企業等に対し、助成金を支給します。 従業員が希望し育業中…
「IT導入補助金2025」のご案内です。 IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けた ITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補…
