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“さわれる”3Dプラットフォーム「TAVIO」を開発する「OpenHeart」が7000万円調達

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2024年11月8日、株式会社OpenHeartは、7000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

OpenHeartは、写真・動画を“さわれる3D”にするAIプラットフォーム「TAVIO」を開発しています。

カメラで撮影した写真・映像をアップロードすることで、3D写真を作成できるプラットフォームです。

作成した3D写真はWeb上で公開でき、他のWebページに埋め込むこともできます。

今後、企業向けの機能として、シーン内へのリンク埋め込み機能を実装する計画です。

2025年初旬にアーリーアクセスを開始する予定です。


スマートフォンの普及により、オンラインサービスが大きく成長しています。

こうした中で、Webサイト上で、商品などの情報をより伝えられる表現方法のニーズが高まっています。

たとえば、ECサイトでは、商品情報を写真とテキストによって伝えることが一般的です。しかし、写真では商品の姿を余すことなく伝えるには、膨大な枚数の写真が必要となります。

そのため近年は、動画の活用が進んでいます。しかし、動画であっても商品の一部を撮影していることには変わりなく、ユーザーが求めている情報を伝えられない可能性もあります。

このような背景のもと、360度写真や3Dモデルが高い注目を集めています。

360度写真は、対象物を360度撮影した写真であり、ユーザーが自身でその写真を回したり移動したりすることで、自身が注目したい部分を見ることができるという特徴を持っています。

一方で、360度写真の撮影や3Dモデルの作成は専門的な知識・技術や専門のハードウェア・ソフトウェアなどが必要となるという課題があります。

OpenHeartが開発する「TAVIO」は、通常のカメラで撮影した写真・映像を、ユーザーがインタラクティブに触れる3D写真にするAIプラットフォームです。

これにより利用者は、写真や動画では伝えられなかった対象物の立体感・スケール感なども、簡単かつリアルに伝えることができます。

事業の拡大には資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

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カテゴリ 有望企業
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