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2024年9月25日中重度障害者に特化した就労支援サービスを展開する「リハス」が資金調達
2024年9月24日、株式会社リハスは、資金調達を実施したことを発表しました。
リハスは、医療や介護が必要な中重度障害者に特化した就労支援サービスを展開しています。
医療福祉専門職の社員を有し、専門職監修により、障害特性や生活特性に応じた生産活動支援や就職支援が可能な体制を整備しています。
また、このサービスモデルを標準化し、SFC(ソーシャルフランチャイズ)含め、就労支援サービスを全国で展開しています。
今回の資金は、専門職人材の採用・育成、事業所の展開加速に充当します。
内閣府「令和6年版 障害者白書」によれば、身体障害・知的障害・精神障害の3区分について、各区分における障害者数の概数は、身体障害者は436万人、知的障害者は109万4,000人、精神障害者614万8,000人、総数では約1,160万人です。
近年、障害者の自立や社会参加などの観点から、障害者の就労意欲が向上しています。
厚生労働省の資料「障害福祉サービスからの就職者について」によれば、特別支援学校から一般企業への就職が約29.3%、就労系障害福祉サービスの利用が約34.2%です。また、就労系障害福祉サービスから一般企業への就職は年々増加しており、2022年は約2.4万人が一般就労への移行を実現しています。
こうした状況下で就労支援サービスの需要はますます高まっているほか、ニーズも多様化しています。リハスは、医療・介護が必要な中重度障害者に特化した就労支援サービスを展開し、より多様な障害者の就労に向けて支援を行っています。
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