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2024年9月5日「工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(SHIFT事業)」3次・4次公募
環境省は、令和6年度「工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(SHIFT事業)」の3次・4次公募について発表しました。
意欲的なCO2削減目標を盛り込んだ計画の策定支援を行う事業(CO2削減計画策定支援)、CO2削減計画に基づく設備更新を行う事業(省CO2型設備更新支援)、個社単位の取組を超えて企業間で連携してバリューチェーンの脱炭素化に取り組む先進的なモデル事業(企業間連携先進モデル支援)に対して、補助金を交付する事業です。
省CO2型設備更新支援
「A.標準事業」
CO2排出量を工場・事業場単位で15%以上又は主要なシステム系統で30%以上削減する設備更新を支援(補助率1/3、補助上限:1億円)
「B.大規模電化・燃料転換事業」
主要なシステム系統で1.2.3.の全てを満たす設備更新を支援(補助率1/3、補助上限:5億円)
1. 電化・燃料転換
2. 4,000t-CO2/年以上削減
3. CO2排出量を30%以上削減
「C.中小企業事業」
中小企業等による設備更新に対し、以下の1.2.のうちいずれか低い額を支援(補助上限0.5億円)
1. 年間CO2削減量×法定耐用年数×7,700円/t-CO2(円)
2. 補助対象経費の1/2(円)
企業間連携先進モデル支援
Scope3 削減に取り組む企業が主導し、サプライヤー等の工場・事業場のCO2排出量削減に向けた設備更新を促進する取組を支援(補助率1/3、1/2,補助上限5億円)。
公募期間
3次公募締切
2024年9月24日(火)12:00まで
4次公募締切
2024年10月15日(火)12:00まで
私たちの生活や経済活動は、石炭、石油、天然ガスといった化石資源に大きく依存しています。これらの資源はエネルギー供給の大部分を占め、自動車や飛行機、船舶といった交通手段の主な燃料でもあります。さらに、プラスチックや化学繊維、薬品、化粧品など、多くの製品が石油を原料として製造されています。
しかし、化石資源の利用は、温室効果ガスの排出や環境破壊を引き起こし、気候変動や生態系への悪影響をもたらしています。このため、世界的に化石資源からの脱却が求められています。とくに、脱炭素化は、温室効果ガスである二酸化炭素の排出を削減し、気候変動に対処するための重要な取り組みです。
脱炭素化の施策にはさまざまな手法がありますが、再生可能エネルギーへの転換や、省エネ設備の導入・更新が主な方法として挙げられます。とくに、省エネ設備の導入は比較的手軽に実施でき、コストパフォーマンスも高いため、多くの企業で取り組みが進んでいます。
ただし、工場における設備導入や更新には大きなコストがかかるため、資金に制約のある中小企業などでは、補助金や助成金による支援が重要となっています。
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