「ユニコーン創出支援事業(女性アントレプレナーのための地域密着型支援事業)」公式サイトオープン&ビジネスプラン発表会エントリー受付開始

subsidy

2024年8月8日、経済産業省は、令和6年度「ユニコーン創出支援事業(女性アントレプレナーのための地域密着型支援事業)」の公式サイトをオープンし、この事業で実施する女性起業家と支援者のためのマッチングイベント(ビジネスプラン発表会)へのエントリー受付を開始したことを発表しました。

ビジネスプラン発表会の概要

エントリー受付を開始したビジネスプラン発表会RED(Regional Entrepreneurship Design)は、女性起業家が自身のビジネスプランを支援者に対して発表し、起業家と支援者のマッチングを行うことで、ビジネスプランの実現に繋げるためのイベントです。

ビジネスプラン発表会に向けては、応募時に女性起業家が提出するエントリーシートの内容(起業に向けた想い、事業計画等)について、支援機関がメンタリング等を通じてブラッシュアップを行います。

地域の支援者が継続的な支援を行うことで、女性起業家がライフステージの変化にかかわらず成長し続けるきっかけを提供します。

今年度は、ビジネスプラン発表会を全国4都市(北海道・関東・中部・九州)において開催予定です。

スケジュール

2024年 8月8日(木曜日):エントリー受付開始
2024年10月6日(日曜日):エントリー受付〆切
2024年10月から12月:選考期間(セミファイナリスト・ファイナリストの選定)
2025年1月(予定):全国4か所のビジネスプラン発表会(ファイナリスト登壇)


起業は経済のダイナミズムを活性化し、経済成長を牽引し、雇用を創出し、社会に多様性をもたらすなど、多岐にわたる重要な役割を果たしています。しかし、日本の起業率は欧米と比べて低く、その向上が求められています。

2022年度の新規開業実態調査によると、女性起業者の割合が過去最高を記録しました。女性起業家の増加は、単なる起業率の向上にとどまらず、社会の多様性確保や女性視点による社会課題の解決、イノベーションの推進など、多岐にわたる側面で重要とされています。

女性起業家が増加している背景には、女性の社会進出、新しい働き方の促進、キャリア形成志向の高まりが挙げられます。しかし、依然として日本は他国に比べてジェンダーギャップが大きく、とくに「政治」「経済」の分野で低い位置にあります。

たとえば、経済分野では、女性の労働力人口が総数の44.9%(2022年)を占めていますが、非正規雇用で働く女性は男性の約2倍となっており、管理職における女性の比率も依然として低いままです。

起業に関しては、前職の経験を活かして独立するケースが多いのですが、女性起業家は前述のように非正規雇用で働く割合が高いことから、キャリアを活かすことが難しい状況にあります。さらに、女性起業家の絶対数が少ないため、周囲に頼れる人が少なく、公的機関でもノウハウが不足しているという課題も存在します。

したがって、さらに女性起業家を増加させ、その成長を後押しするには、さまざまな角度からの支援や制度の整備・拡充が必要です。

この事業は、金融機関や地域中核企業などさまざまなステークホルダーと連携し、女性起業家を対象に、事業計画に対する助言や支援者とのマッチングに向けたプログラムを実施することで、女性起業家の成長を支援するものです。

創業手帳では起業を目指す方などを対象に無料で専門家の紹介を行っています。起業にあたって不安や相談したいことなどがある起業家の方はぜひご活用ください。

また、起業家や専門家の生の声をもとに記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」や、資金調達に特化した「資金調達手帳」も無料で発行しております。ぜひご活用ください。

さらに、女性起業家に特化した「創業手帳woman」もあります。女性起業家の方々のインタビューや、女性起業家だからこそ使える助成金など、役立つノウハウを掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ GIRAFFES JAPAN ビジネスプラン発表会 マッチング マッチングイベント ユニコーン創出支援事業 女性 女性アントレプレナーのための地域密着型支援事業 女性起業家 起業家
詳細はこちら

地域における女性起業家支援事業の公式サイトを公開し、 女性起業家と支援者のマッチングイベントへのエントリー受付を開始しました

創業手帳woman
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

最適な研究開発人材をAIでマッチングするプラットフォーム「CoA Researcher」を開発・運営する「CoA Nexus」が1.5億円調達
2023年11月30日、株式会社CoA Nexusは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、今回の資金調達に伴い、株式会社Srustから、株式会社CoA Nexus(コ…
埼玉の女性社長比率が6.72% 全国39位
帝国データバンク大宮支店の調べにより、埼玉県内の女性社長比率が平成27年9月時点で6.72%・全国39位だったことがわかりました。 帝国データバンク大宮支店は、埼玉県内の女性の人口比率の低さも一因では…
建設現場と職人をつなぐアプリ「助太刀くん」のテレビCMが12月31日に放映
平成29年12月26日、株式会社東京ロケットは、「助太刀くん」のテレビCMを平成29年12月31日(日)に放映することを発表しました。 CMは、平成29年12月31日(日)に放映される、『ニッポンの技…
SYNTH、ビジネスウーマンの4割が「現在のオフィス環境に不満」との調査結果を発表
株式会社SYNTHは「ビジネスウーマンのオフィス環境に関する意識調査」の結果を発表しました。 2016年3月7日~8日の2日間、20歳~59歳のビジネスウーマン2,000名を対象としたインターネットア…
【8/22締切】「第24回Japan Venture Awards」有望なベンチャー起業家を表彰
2024年7月10日、独立行政法人中小企業基盤整備機構は、「第24回Japan Venture Awards」の開催を発表し、応募受付を開始しました。 「Japan Venture Awards(JV…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集