経済産業省「省エネ・地域パートナーシップ」を立ち上げ 地域金融機関等と連携し中小企業等の省エネを地域で支える取り組みを推進

tips

2024年7月22日、経済産業省は、「省エネ・地域パートナーシップ」を立ち上げたことを発表しました。

「省エネ・地域パートナーシップ」は、中小企業等における省エネの取り組みを地域で支援するため、地域の金融機関や省エネ支援機関等と連携する枠組みです。

内容

経済産業省・パートナーシップ事務局と、中小企業等の相談先であるパートナー機関(金融機関、省エネ支援機関)等との間で、省エネ政策・取り組み等に関する各種情報の提供や交換を行いながら、中小企業等の省エネを地域で支える取り組みを進めます。

具体的には、パートナー機関に対し、省エネをめぐる政策動向、省エネ補助金等の公的支援策、中小企業等で省エネを進める際の着眼点、地域におけるベストプラクティスの共有等の各種情報提供や、パートナー金融機関の支援を受けた中小企業等が行う省エネ補助金申請における優遇措置を行うことにより、パートナー機関による省エネ支援の活動を後押しします。

また、パートナー機関は、中小企業等からの省エネ相談への丁寧な対応、省エネ支援策に関する助言・発信、ニーズに合った支援策の検討、省エネに関する提案力の向上等により、地域の身近な支援者として、中小企業等の省エネを後押しします。


世界的なエネルギー需給の逼迫、資源燃料価格の高騰、そして歴史的な円安により、日本ではエネルギー価格が急騰しています。

このエネルギー価格の上昇は事業者に大きな打撃を与えており、様々な業界でコスト増加の問題が発生しています。こうした状況の中、省エネルギー化によるコスト削減の取り組みが注目されています。

さらに、省エネルギー化はSDGs(持続可能な開発目標)の推進において、脱炭素化に貢献する重要な取り組みです。

このような背景から、中小企業でも省エネルギーへの取り組みが進められています。日本商工会議所と東京商工会議所が行った「中小企業の省エネ・脱炭素に関する実態調査」によると、約7割の中小企業が「省エネ型設備への更新・新規導入」などの脱炭素化に向けた活動を進めています。

政府や自治体は、企業向けの省エネ支援策として、省エネ診断や省エネ補助金などを積極的に展開しています。

そして今回、「省エネ・地域パートナーシップ」を立ち上げ、中小企業の重要な相談先である地域金融機関などと連携し、中小企業の省エネを地域で支援する取り組みを進めると発表しました。

創業手帳では起業を目指す方や経営上の悩みを抱える経営者などを対象に無料で専門家の紹介を行っています。起業にあたって不安や相談したいことなどがある起業家の方はぜひご活用ください。

また、起業家や専門家の生の声をもとに記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」や、資金調達に特化した「資金調達手帳」も無料で発行しております。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ GX 中小企業 省エネ・地域パートナーシップ 省エネルギー 省エネルギー化 省エネ化 省エネ支援機関 金融機関
詳細はこちら

「省エネ・地域パートナーシップ」を立ち上げ、地域金融機関等と連携し、中小企業等の省エネ取組を支援します

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
合同会社と株式会社の違いサムネイル
合同会社とは?株式会社との違い、メリット・デメリットをわかりやすく比較
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【10/27開催】「食関連分野オープンイノベーション・チャレンジピッチ」
農林水産省、経済産業省関東経済産業局、独立行政法人中小企業基盤整備機構関東本部は、「食関連分野オープンイノベーション・チャレンジピッチ」の開催を発表しました。 農林水産省と経済産業省関東経済産業局は、…
多機能・高機能の小型センサー「SIRCデバイス」を開発・製造する「SIRC」が「山陰酸素工業」から資金調達
2023年4月10日、株式会社SIRCは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、山陰酸素工業株式会社です。 多機能・高機能の小型センサー「SIRCデバイス」の開発・製造や、「SIRCデバイ…
【東京都】「デジタルツール導入促進緊急支援事業」助成金
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、令和5年度「デジタルツール導入促進緊急支援事業」の公募について発表しました。 対象 建設業及び運輸業に該当する都内中小企業等(会社・個人事業主・中小企業団体)。 …
システム伴走型顧客獲得プラットフォーム「mycsess」運営の「YZ」が1億円調達
2022年6月6日、株式会社YZは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 YZは、システム伴走型顧客獲得プラットフォーム「mycsess(ミクセス)」を運営しています。 従業員20名以下…
中小企業支援特化型コンサルティングプラットフォーム「Revitalize」が5500万円調達
2024年12月18日、株式会社Revitalizeは、総額約5500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Revitalizeは、中小企業支援特化型のコンサルティングプラットフォーム「ビジネ…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集