「先端設備等導入制度による支援」中小企業が先端設備を導入する際の税制支援・金融支援

tips

中小企業庁は「先端設備等導入制度による支援」を行っています。

労働生産性向上や賃上げ促進のために、中小企業者が先端設備を導入する取り組みに対して、税制支援や金融支援を行っています。

「先端設備等導入計画」は、中小企業が、設備投資を通じて労働生産性の向上を実現するための計画です。

設備の導入先となる市区町村が「導入促進基本計画」を策定している場合に、当該市区町村から中小企業が認定を受けることができます。

認定を受けた場合は税制支援や金融支援などの支援措置を活用することができる。

支援措置

・税制支援(設備の新規取得に際し固定資産税の課税標準が3年間1/2に軽減)
・金融支援(資金調達に際し債務保証に関する支援を受けることができる)
・補助金の優先採択


今後、さらなる人口減少が見込まれる中で、国内経済の成長を実現するためには、企業全体の99.7%を占める中小企業の生産性向上が不可欠です。

しかし、中小企業は経営資源の制約により、技術革新の遅れ、人手不足、研究開発への投資不足など、さまざまな要因によって労働生産性が低下しています。

この生産性を向上させるには、新たな設備の導入が有効です。

一方で、大きな生産性向上を見込める先端設備は高価な設備であることも多く、中小企業・小規模事業者にとっては、資金の問題がつきまといます。

そこで政府は、中小企業が先端設備を導入する取り組みを「先端設備等導入制度」によって支援しています。

この支援制度は、「先端設備等導入計画」を策定し、自治体の認定を受けた中小企業が、固定資産税減免などの支援を受けられるというものです。

ほかにも金融支援などを活用し、先端設備の導入を進めていくことができます。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

カテゴリ トレンド
関連タグ 中小企業庁 先端設備 先端設備等導入制度による支援 先端設備等導入計画 導入 導入促進基本計画 税制支援 設備 金融支援
詳細はこちら

先端設備等導入制度による支援

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「家畜取引スマート化推進支援事業」補助金
農林水産省は、「家畜取引スマート化推進支援事業」の公募について発表しました。 家畜市場の円滑な運営を確保し、家畜市場を活性化するため、利用者の増加、利便性向上や市場運営の省力化を図る以下の取り組みを支…
【中小企業庁】M&Aトラブルに関する注意喚起/「中小M&Aガイドライン」改定
中小企業庁によるM&A関連のご案内です。 M&Aトラブルに関する注意喚起 M&Aにおける不適切な買手に関する注意を呼びかけています。 近年、事業承継を進めるためにM&Aの活用が進んでいますが、不適切な…
「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」第3回公募 スケジュール発表
「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」の第3回公募のスケジュールが発表されました。 業務プロセスの自動化・高度化やロボット生産プロセスの改善、デジタルトランスフォーメーション(DX)等、中小企業等の…
「中小企業省力化投資補助金」第1回公募回スケジュールが公開
「中小企業省力化投資補助金」のご案内です。 IoTやロボットなどの付加価値額向上や生産性向上に効果的な汎用製品を「製品カタログ」から選択・導入することで、中小企業等の付加価値や生産性の向上、さらには賃…
【東京都】「LED照明等節電促進助成金」都内で製造業を営む中小企業のLED照明などの導入を支援
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、「LED照明等節電促進助成金」の公募について発表しました。 製造業を営む中小企業者等が、節電のための計画を策定し、その計画に必要な設備(LED照明器具、デマンド監…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集