注目のスタートアップ

クラウド人事労務ソフトを提供する「SmartHR」が214億円調達

company

2024年7月1日、株式会社SmartHRは、総額約214億円の資金調達を実施したことを発表しました。

リード投資家は、カナダの年金基金であるオンタリオ州教職員年金基金(Ontario Teachers’ Pension Plan)のレイターステージおよび成長投資部門であるTeachers’ Venture Growth(TVG)、米大手投資会社のKKRです。

SmartHRは、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を開発・提供しています。

雇用契約、入社手続き、年末調整など、さまざまな労務手続きをペーパーレス化・効率化するサービスです。

2024年は、「HRアナリティクス」「学習管理(LMS)」「採用管理(ATS)」など複数の新規プロダクトの提供を開始しています。

また、外部システムとの豊富な連携やアプリストア「SmartHR Plus」を通じて、幅広い顧客ニーズに対応したサービスを提供しています。

今回の資金調達により、HR領域における新規プロダクト開発を推進し、マルチプロダクト展開を見据え、S&M組織を積極的に拡大していく予定です。


人事労務管理は、従業員の給与計算、社会保険手続き、入社・退社手続き、雇用契約、年末調整など、「ヒト」という経営資源に関するさまざまな管理を行っています。

人事労務管理は企業経営にとって必要不可欠の業務であり、人材の適切な管理を通じ、企業の成長をサポートしています。

このように人事労務管理は多岐にわたる業務を担っており、またその重要性も高いにも拘わらず、人手不足などによって業務が逼迫しているなどの課題を抱えている企業が多くあります。

また近年は、働き方改革、テレワーク、労働時間の適正管理など、複数の大きな変化にも対応する必要があり、より一層人事労務管理における業務効率化の重要性が高まっています。

こうした背景のもと、SmartHRは、HRテクノロジー領域におけるリーディングカンパニーとして、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」の提供を通じ、人事労務管理における課題解決に貢献しています。

創業期から経営の土台となるバックオフィス体制を構築することで結果的に業務が円滑になり、より多くの利益を上げられることになります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、アウトソーシングの導入方法や、外注の活用法について詳しく解説しています。

また、企業の成長においては資金調達が重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB HRTech SmartHR クラウド ペーパーレス化 人事 人事労務 労務 効率化 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

食品原材料のサプライヤー・バイヤーによる売買プラットフォーム「シェアシマ」を運営する「ICS-net」が資金調達
2023年4月26日、ICS-net株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ICS-netは、食品原料に特化したWeb検索サービス「シェアシマ」を運営しています。 食品原料を探したい企業ユ…
サステナビリティデータプラットフォーム「SmartESG」を提供する「シェルパ・アンド・カンパニー」が10億円調達
2025年8月28日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社は、総額10億円の資金調達を発表しました。 サステナビリティデータプラットフォーム「SmartESG」を提供しています。 サステナビリティ・E…
グロースマーケティング事業を展開する「ソルブレイン」が「三井物産」と資本業務提携
2023年4月1日、株式会社ソルブレインは、三井物産株式会社と、資本業務提携を行ったことを発表しました。 ソルブレインは、事業内外に散らばるデータを一元化・可視化し、企業が抱える経営課題を発見し解決へ…
小型SAR衛星開発やクラウド型衛星データソリューション提供の「Synspective」が119億円調達
2022年3月29日、株式会社Synspectiveは、総額119億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Synspectiveは、小型SAR衛星の開発・運用と、衛星による観測データを活用したク…
クラフトビール醸造所向け管理ソフトや物流ソリューションを提供する「Best Beer Japan」が2.1億円調達
2024年11月29日、Best Beer Japan株式会社は、総額2億1000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Best Beer Japanは、クラフトビール醸造所専用の樽管理システ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集