注目のスタートアップ

SaaS型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を展開する「Another works」が4.6億円調達

company

2022年10月12日、株式会社Another worksは、総額約4億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Another worksは、SaaS型の複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を展開しています。

スキルアップや地域に貢献したいなど、経験報酬・感情報酬を含めた多様な目的を持つ複業人材と企業をマッチングするサービスです。

企業以外にも、自治体・スポーツチーム・教育機関などでも複業人材の登用を促すため、「複業クラウドfor Series」として、「複業クラウド for Public」「複業クラウド for Sport」「複業クラウド for Academy」を展開しています。

今回の資金は、グローバル展開を見据えた、新規事業開発・マーケティング・採用活動の強化に充当します。

人びとの柔軟な働き方を実現するため、政府・企業はさまざまな取り組みを進めています。

とくに政府による2018年1月の「モデル就業規則」の改訂により、「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という規定が削除されたことは大きなできごとでした。規定の削除に加え、副業・兼業に関する規定を新設したことにより、2018年から副業・兼業が解禁された、といわれるようになりました。

副業・兼業は単純に収入を増やすという目的だけでなく、キャリア形成のため、活躍できる場所を広げるため、さまざまな分野の人と交流するため、新たな知識・スキルを得るためなどさまざまな目的があります。

また、副業と似た言葉に複業があります。

副業は、本業が別にあり、サブとして別の仕事があるという意味で使われています。

複業は、複数の仕事を持つことをいい、いずれの仕事も本業と考える働き方という意味で使われています。パラレルキャリアとも呼ばれています。

Another worksはさらにこの「複業」を、キャリア形成・地域貢献など複数の目的を持つ働き方として定義し、この働き方の社会実装のため「複業クラウド」を展開しています。

株式会社Another worksのコメント

このニュースを受けまして、株式会社Another worksよりコメントが届きました。

今回の資金調達の目的は何ですか?

調達した資金をもとに、グローバル展開も見据え、新規事業開発/マーケティング/採用活動を強化し、誰もが複業で挑戦できる世界を目指すためです。

今後の展望を教えてください。

新規事業開発/マーケティング/採用活動を強化します。

新規/海外事業開発では、「複業クラウドfor Series」を拡張させるための新規事業開発に投資します。特に、全国47都道府県での自治体連携の拡大や、グローバル展開を見据えた海外事業開発に注力します。また、年内にはスタートアップ向けのプランを新たに開始する予定です。

また、既存サービス「複業クラウド」をさらに強化するため、マーケティング強化や技術投資を行っていきます。

採用活動においては、当社のビジョン「挑戦する全ての人の機会を最大化する」に共感してくださる方の採用を全職種で強化し、パーパス経営による組織作りに注力していきます。

読者へのメッセージをお願いします。

金銭報酬を目的とした「副業」だけではなく、地元に貢献したい、スキルアップしたいといった感情報酬・経験報酬を目的とした「複業」こそがこれからの働き方のスタンダードになると確信しております。

「複業」が当たり前になれば、「複業」が全員の挑戦機会の選択肢になれば、転職や独立など大きく環境を変えることなく挑戦することができます。弊社のミッション「複業の社会実装を実現する」ためにも、一緒に未来を創る革命仲間が必要です。あなたの大切な人が何かに挑戦したいとき、障壁なく挑戦できる未来を創りませんか?一緒に未来を創る仲間を大募集しています。

採用ページ:https://company.aw-anotherworks.com/recruit

企業の成長には人材の採用が欠かせません。しかし創業期はどのように採用活動を行えばよいのかわからない場合があるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Another works SaaS プラットフォーム マッチング 人材 株式会社 複業 複業クラウド 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ソフトウェアデモプラットフォームを提供する「PLAINER」が4億円調達
2025年5月20日、PLAINER株式会社は、総額約4億円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約5.7億円となります。 PLAINERは、ソフトウェアデモプラットフォーム「…
eギフトプラットフォーム事業の「ギフティ」が「Corporate Gift」に特化したサービスの提供を開始
2022年10月26日、株式会社ギフティは、「Corporate Gift(コーポレートギフト)」に特化したサービスの提供を開始したことを発表しました。 ギフティは、eギフトの発行から流通まで一気通貫…
AIの品質保守の自動化ツール「Citadel Radar」提供の「Citadel AI」が1億円調達
2021年10月4日、株式会社Citadel AIは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIの品質保守の自動化ツール「Citadel Radar」(β版)を提供しています。 AIの入…
ブライダル業界特化のクラウド型婚礼宴会システム「Oiwaii」などを展開する「TAIAN」が6億円調達
2024年11月26日、株式会社TAIANは、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 TAIANは、クラウド型婚礼宴会システム「Oiwaii(オイワイー)」や、Web招待状・席次表「Con…
社会的インパクト投資プラットフォームや社会的インパクト可視化型のファイナンスサービスを展開する「インパクトサークル」が1.7億円調達
2022年10月19日、インパクトサークル株式会社は、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 インパクトサークルは、インパクト事業活動が生み出す社会的インパクトの定量・定性両面…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集