「地域再生支援利子補給金制度」

subsidy

「地域再生支援利子補給金制度」のご案内です。

地域再生に資する事業の実施者が金融機関から当該事業を実施するうえで必要な資金を借入れる場合に、国が当該金融機関を指定したうえで、予算の範囲内で、利子補給金を支給するものです。

国から指定を受けることが可能な金融機関

・銀行
・信用金庫及び信用金庫連合会
・労働金庫及び労働金庫連合会
・信用協同組合及び信用協同組合連合会
・農業協同組合及び農業協同組合連合会
・漁業協同組合及び漁業協同組合連合会
・農林中央金庫
・株式会社商工組合中央金庫
・株式会社日本政策投資銀行

利子補給金の支給対象となる事業

「地域再生支援事業」
・ 新商品の開発・製造や新たな事業分野への進出等のための工場等施設の整備
・ 新技術の研究開発、その成果の企業化
・ 歴史的・芸術的価値の高い建造物の活用等
・ PFI事業(国、地方公共団体等の事業・資産を譲り受けて行うもの)
・ 配送センター等の物流施設の整備
・ 地球温暖化対策、リサイクル、環境保全のための施設の整備

「特定地域再生支援事業」
・ 地域住民の交通手段確保のためのコミュニティバス、デマンドバス等の取得
・ スポーツ施設など、地域住民の健康増進のための施設等の整備
・ 高年齢者向け住宅、子育て支援施設、生活支援サービス拠点等の福祉施設の整備
・ 風力発電、太陽光発電、バイオマス燃料等の施設・設備の整備、グリーンビルディングの新設等
・ 遊休施設の活用

利子補給金の支給期間及び利子補給率

金融機関が地域再生に資する事業の実施者へ最初に貸付けした日から起算して5年間 (利子補給率:0.7%以内)


国内では少子高齢化と東京一極集中が大きな課題となっています。地方では首都圏への若年層の流出が激しく、税収の減少や人口減少が加速しています。

地方の過疎化が進むと地域社会の生産機能や環境が低下し、それに伴い住人の生活を維持できなくなっていきます。

そこで、少子高齢化に対応し、地方の人口減少に歯止めをかけることを目的とした地方創生が推進され、さまざまな取り組みが実施されています。

このような状況下で、企業による地方創生や地域活性化の取り組みが注目を集めています。

これまで企業は、短期的な利益を追求するという経営方針が是となっていましたが、これが地球環境や社会に良くない影響を与えているとして批判されています。この営利活動の結果、さまざまな環境問題や社会課題が顕在化してきており、このままの状況が続けば、私たちの生活・社会が破綻すると考えられ、持続的な社会を実現するための仕組みづくりや、経済活動の転換などが求められています。

こうした中で企業は利益以外にも社会に与える影響を重視しながら事業を進めることが求められており、その対象のひとつとして地域課題の解決が注目されています。

「地域再生支援利子補給金制度」は、こうした地域再生に資する事業を実施する上で必要な資金を借り入れる場合に、国が利子補給金を支給するものです。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 信用金庫 利子補給 制度 助成金 地域再生 地域再生支援利子補給金制度 支援 支給 補助金 資金 金融機関 銀行
詳細はこちら

地域再生支援利子補給金関係

資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

永続的な保有を前提とした事業承継・株式譲受により中小企業を支援する「中小革新基盤株式会社」が資金調達
2022年10月11日、中小革新基盤株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、シヤチハタ株式会社、霞ヶ関キャピタル株式会社などです。 中小革新基盤は、永続的な保有を前提とした事業承…
手術トレーニング用模擬臓器「VTT」開発・製造の「KOTOBUKI Medical」が8,000万円調達
2021年5月28日、KOTOBUKI Medical株式会社は、約8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 植物由来の模擬臓器「VTT(Versatile Training Tissu…
「事業承継・引継ぎ補助金」(6次公募)
2023年6月23日、「事業承継・引継ぎ補助金」の6次公募の交付申請受付が開始されました。 事業再編、事業統合を含む事業承継を契機として経営革新等を行う中小企業・小規模事業者に対して、その取組に要する…
令和5年度補正・令和6年度当初予算案のポイント(中小企業庁・小規模事業者・地域経済関連)
2023年12月22日、中小企業庁は、令和5年度補正・令和6年度当初予算案のポイント(中小企業庁・小規模事業者・地域経済関連)について発表しました。 基本的な課題認識と対応の方向性 ・物価高や、構造的…
【東京都】「ゼロエミッション化に向けた省エネ設備導入・運用改善支援事業」助成金
公益財団法人東京都環境公社は、「ゼロエミッション化に向けた省エネ設備導入・運用改善支援事業」について発表しました。 「2025年CO2排出実質ゼロ」に貢献する「ゼロエミッション東京」の実現に向け、中小…

大久保の視点

世界最大級のビジネスコンテスト・スタートアップワールドカップ東京大会優勝はDigital Entertainment Asset山田耕三さん
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
(2024/7/19)
IVSの進化・IVS京都2024現地レポート&島川敏明代表インタビュー
今年のIVSは何が違うのか スタートアップの代表的なイベントである「IVS(アイブイエス)」が、7月4日から6日まで京都市で開催されました。IVSの中で実施…
(2024/7/6)
「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」優勝は物流自動化のRENATUS ROBOTICS安藤 奨馬さん:賞金1000万円獲得!
日本最大級のピッチコンテスト「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」が2024年7月5日(金)に開催されました。 優勝(スタートアップ京都国際賞)…
(2024/7/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】