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船の自動運転技術を開発する「エイトノット」が資金調達

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2024年5月17日、株式会社エイトノットは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、池田泉州キャピタル株式会社が運営し、株式会社池田泉州銀行等が出資する「関西イノベーションネットワーク2号投資事業有限責任組合(イノベーションファンド25Next)」です。

今回の資金調達により、累計調達額は1.6億円となりました。

エイトノットは、ロボティクスとAI技術をコアに、小型船舶向け自律航行技術の開発を行い、海のDXと船舶のロボット化を推進しています。

手がけている「AI CAPTAIN」は、AIによるルート最適化、障害物や他船のセンサーによる検出、自動離岸・着岸などを実現する小型船舶向け自律航行プラットフォームです。

このソリューションは、既存の小型船舶でも改造・センサー機器を追加することで自動航行を実現できます。


自動車の自動運転や、ドローンの自律航行など、次世代技術として自動運転技術の開発が進められています。

この自動運転技術は、乗り物に関するさまざまな課題を解決するものであり、早期の実現が求められています。

たとえば、自動運転車は、走行における省力化や安全性向上を実現します。現在過疎地域などではバスやタクシーの撤退が相次いでおり、交通弱者が生まれています。自動運転車の実現は、こうした問題を解決することができます。

こうした中で、エイトノットは小型船舶の自動航行技術/プラットフォームの開発を進めています。

日本は四方を海に囲まれた島国です。船舶は沿岸地域や離島において重要な移動手段として広く利用されています。

しかし近年は、人手不足や高齢化によって船員が不足しており、これら地域での交通インフラの喪失リスクが問題となっています。

こうした問題を解決するのが船舶の自動航行技術です。

単純な自動操舵技術は以前から実用化されていますが、複数の船舶が行き交う海域や、漁具などの障害物が多い海域では事故防止のために複雑な航行が求められるため、従来の技術では不十分です。

エイトノットは、高度な自動航行を実現する技術/プラットフォームの提供により、船舶の課題解決を目指しています。

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