注目のスタートアップ

漢方業務支援ソフトウェアなどを開発する「VARYTEX」が1.6億円調達

company

2024年4月17日、VARYTEX株式会社は、総額1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

VARYTEXは、漢方業務支援ソフトウェア「KAMPO365works」の開発や、ユーザーとなる医師のモニター検証、パートナー企業とのマーケティングリサーチなどを行っています。

「KAMPO365works」は、デジタル問診票への患者の回答をアルゴリズムで解析し、漢方医学的診断の「証」を判定し、患者に最適な漢方薬の候補を表示する非SaMD/SaaSです。

2024年5月末に正式販売を予定しています。

また、プログラム医療機器(SaMD)としての漢方診断支援ソフトウェアの開発も行っています。

今回の資金は、「漢方診断支援ソフトウェア」のプログラム医療機器(SaMD)薬事承認や、各種試験、大量の臨床データ獲得、プロダクトのさらなる性能向上などに充当します。


日本の漢方薬・漢方医学は、6世紀前後の日中文化交流を通じて、古代中国の伝統医学が導入され、その後日本独自の発展を遂げました。

現代でも、漢方薬局が町に存在しているほか、医療現場では西洋医学ではカバーしきれない症状に対して漢方薬が処方されることがあります。また、患者の要望やドラッグストアでの販売も見られます。

しかし、医療の現場では西洋医学的診断が主流であり、漢方薬の理論体系との整合性に課題を抱えています。そして漢方薬の使用方法の複雑さから、効果が認められながらも処方されない場合もあります。

VARYTEXは、こうした課題を解決するため、漢方診断支援ソフトウェアを開発・提供しています。

事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB KAMPO365works SaaS SaMD VARYTEX ヴァリテックス ソフトウェア プログラム医療機器 医学 医師 医療 支援 東洋医学 株式会社 業務支援 漢方 診断 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

『Fortnite』に特化したメタバースゲームメーカー「NEIGHBOR」が2.3億円調達
2023年11月16日、株式会社NEIGHBORは、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 NEIGHBORは、バトルロイヤルTPSゲーム『Fortnite(フォートナイト)』…
ギフトECサイト「TANP」運営の「Gracia」が11億円調達
2020年7月29日、株式会社Graciaは、総額約11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 贈りたいものがみつかるギフトEC「TANP」を運営しています。 商品の仕入れから、受注、ラッピング…
「第37回 中小企業優秀新技術・新製品賞」(11/29締切)
「第37回 中小企業優秀新技術・新製品賞」の募集のご案内です。 公益財団法人りそな中小企業振興財団と日刊工業新聞社は、中小企業の技術を振興し、国内産業の発展に寄与することを目的に、「中小企業優秀新技術…
独自メソッド「識学」を用いた組織コンサルティング事業を展開する「識学」が「ティーケーピー」と資本業務提携
2023年1月20日、株式会社識学は、株式会社ティーケーピーと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 識学は、独自メソッド「識学」を用いた組織マネジメントコンサルティング事業、顧客基盤を活用…
独自技術「環境移送技術」により海の見える化に取り組む「イノカ」が「リバネス」と資本業務提携
2023年4月28日、株式会社イノカは、株式会社リバネスと、資本業務提携を締結したことを発表しました。 イノカは、任意の海洋環境をモデル化し、ラボでの環境解析を可能にする独自の技術コンセプト「環境移送…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集