注目のスタートアップ

MaaSプラットフォーム「SMOC」を手がける「Zenmov」が資金調達

company

2024年4月9日、Zenmov株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

Zenmovは、MaaSプラットフォーム「SMOC(Smart Mobility Operation Cloud)」を提供しています。

2020年からフィリピンにおいて交通事業者(バス)向けにSaaSサービスとして提供を開始しています。

配車スケジュール、ドライバー管理、運行モード管理、チケット発券などの管理者機能、ドライバーアプリ、乗客アプリを備えたソリューションとして、運行効率改善やドライバーの生産性向上を実現しています。

また、都市開発デベロッパーなどのスマートシティ関連事業者向けには、マルチモーダル・マルチデバイス管理、GHG排出量可視化などを備えたMaaSプラットフォームとして提供しています。

東南アジアだけでなく、北米、中東にも提供地域を拡大しています。

さらに国内においては、さまざまな企業との協業により、製品基盤の強化、物流、カーシェアリング、GXなどの周辺領域のサービス開発に取り組んでいます。

今回の資金は、「SMOC」プラットフォームの機能開発、海外拠点の基盤構築、事業推進体制の強化に充当します。


人やモノの移動を支える交通は現代社会において非常に重要なインフラのひとつです。

しかし近年交通に関する課題が顕在化しており、世界的にこの課題解決に向けた取り組みが重要となっています。

たとえば、国内の地方においては、人口減少によって採算性が悪化し、交通事業者の撤退が相次いでいます。公共交通の存在は、観光客の輸送、住民の生活などにとって重要であるため、交通の衰退は活力の低下につながります。

ほかにも都市圏においては、渋滞による利便性の低下、大気汚染、バス運転手などの人手不足といった課題が挙げられます。

これらの課題を解決するには、テクノロジーの活用が求められており、現在さまざまな企業がサービスの提供を行っています。

Zenmovは、複雑な交通に悩む地域・事業者に対し、規律ある交通を実現するためのソリューションを提供するなど、交通領域の課題解決に向けたさまざまな取り組みを行っています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB MaaS SaaS アプリ スケジュール スマートシティ ソリューション ドライバー バス フィリピン プラットフォーム 交通 交通事業者 株式会社 生産性向上 管理 資金調達 配車
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

心臓リハビリ治療用アプリなどを開発する「CaTe」が8,000万円調達
2024年1月12日、株式会社CaTeは、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 これによりシリーズAラウンドの調達金額は総額4.8億円となります。 また、NEDOの2023年度「…
出荷者と流通事業者をつなぐ農業流通特化型SaaS「nimaru」提供の「kikitori」が3,000万円調達
2021年1月14日、株式会社kikitoriは、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 出荷者と流通事業者をつなぐ農業流通特化型SaaS「nimaru」を提供しています。 このサービ…
映像制作ナレッジ共有サービスなどを展開する「Vook」がストックフォトサービスを展開する「ピクスタ」と資本業務提携
2023年2月14日、株式会社Vookは、ピクスタ株式会社と資本業務提携を開始したことを発表しました。 Vookは、映像制作ナレッジ共有サービス「Vook(ヴック)」を軸に、映像スクール「Vook S…
心疾患診断アシスト機能を搭載した「超聴診器」を開発する「AMI」が1億円調達
2022年3月1日、AMI株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 心疾患診断アシスト機能付き遠隔医療対応聴診器「超聴診器」を開発しています。 心電・心音の同時計測と、独自のアルゴリ…
次世代決済プラットフォームなど決済関連ソリューションを展開する「インフキュリオン」が19億円調達
株式会社インフキュリオンは、総額19億円の資金調達を実施したことを発表しました。 インフキュリオンは、次世代決済プラットフォームサービスの提供や、コンサルティング、店舗や事業者向けの決済関連ソリューシ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集