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2024年3月14日建築工事の全工程を網羅的に記録するクラウド型AIサービス「zenshot」を展開する「SoftRoid」が2.2億円調達

2024年3月13日、株式会社SoftRoidは、総額2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
SoftRoidは、建築工事の全工程を網羅的に記録するクラウド型AIサービス「zenshot」を提供しています。
カメラを持って建築現場を歩くことで、画像処理AIが360度現場ビューを自動作成するサービスです。
図面に自動配置されたポイントをクリックすることで現場各所の360度画像を閲覧できます。
ITに不慣れな人材でも操作できるよう操作やデータ取得をシンプルにしています。
データ収集→可視化を実現する「zenshot」の次ステップの新規プロダクトとして、分析→改善を実現する「zenshot AI」を開発しています。
今回の資金は、「zenshot AI」の開発加速に充当します。
工事現場では、計画通りに工事が進んでいるのか、工事の品質は問題ないかなどを随時チェックすることが重要です。そして正しいチェックを実施するには現場で目視確認することが欠かせません。
しかしチェックを担当する現場監督は複数の現場を持っていることもあり、現場への移動や、複数現場の正確な管理などにおいて大きな負担がかかっているという現状があります。そして近年は人手不足が深刻化しているため、現場の業務負担を軽減する仕組みのニーズが高まっています。
こうした中で、現場の状態を写真や動画として撮影し、遠隔での報告・チェックに切り替えることで効率化を図るという取り組みが進んでいます。
しかしこの方法はチェックミスが増加したり、撮影箇所が不十分であったりといった問題により、結局は現場に行く必要があるといった新たな課題を生んでいます。
SoftRoidはこうした課題を解決するため、簡単に現場の360度現場ビューを作成できる工程記録サービス「zenshot」を手がけています。
また、業務効率化の次の段階として、分析・改善を実現するサービスの開発も行っています。
近年のテクノロジーの発展は業務に革新をもたらしています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。
また、設備投資には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
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