注目のスタートアップ

建築工事の全工程を網羅的に記録するクラウド型AIサービス「zenshot」を展開する「SoftRoid」が2.2億円調達

company

2024年3月13日、株式会社SoftRoidは、総額2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

SoftRoidは、建築工事の全工程を網羅的に記録するクラウド型AIサービス「zenshot」を提供しています。

カメラを持って建築現場を歩くことで、画像処理AIが360度現場ビューを自動作成するサービスです。

図面に自動配置されたポイントをクリックすることで現場各所の360度画像を閲覧できます。

ITに不慣れな人材でも操作できるよう操作やデータ取得をシンプルにしています。

データ収集→可視化を実現する「zenshot」の次ステップの新規プロダクトとして、分析→改善を実現する「zenshot AI」を開発しています。

今回の資金は、「zenshot AI」の開発加速に充当します。


工事現場では、計画通りに工事が進んでいるのか、工事の品質は問題ないかなどを随時チェックすることが重要です。そして正しいチェックを実施するには現場で目視確認することが欠かせません。

しかしチェックを担当する現場監督は複数の現場を持っていることもあり、現場への移動や、複数現場の正確な管理などにおいて大きな負担がかかっているという現状があります。そして近年は人手不足が深刻化しているため、現場の業務負担を軽減する仕組みのニーズが高まっています。

こうした中で、現場の状態を写真や動画として撮影し、遠隔での報告・チェックに切り替えることで効率化を図るという取り組みが進んでいます。

しかしこの方法はチェックミスが増加したり、撮影箇所が不十分であったりといった問題により、結局は現場に行く必要があるといった新たな課題を生んでいます。

SoftRoidはこうした課題を解決するため、簡単に現場の360度現場ビューを作成できる工程記録サービス「zenshot」を手がけています。

また、業務効率化の次の段階として、分析・改善を実現するサービスの開発も行っています。

近年のテクノロジーの発展は業務に革新をもたらしています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また、設備投資には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI AIサービス BtoB カメラ クラウド 工事 工程 建築 建設 株式会社 現場 自動作成 記録 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

医療機関向けスマートフォンサービスを展開する「フロンティア・フィールド」が10億円調達
2022年6月8日、株式会社フロンティア・フィールドは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 医療機関のDXを実現するスマートフォンサービス「日病モバイル」を開発・提供しています。 携…
農業支援・青果卸売事業展開の「Happy Quality」が1億円調達
2020年2月28日、株式会社Happy Qualityは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 農業における社会課題を、テクノロジーで解決するため、データドリブン農業の研究開発を行って…
「ヒラソル・エナジー」や「山梨県」が太陽光発電所の長期安定稼働と適切な管理を目指す「百年ソーラー山梨」に共同出資
2023年4月11日、ヒラソル・エナジー株式会社は、山梨県企業局、株式会社山梨中央銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社、ヒラソル・エナジー株式会社の4者で、百年ソーラー山梨株式会社に共同出資を行ったことを…
オープンデータを活用し採用支援・営業支援を行うAIデータプラットフォームを運営する「XAION DATA」が資金調達
2024年4月25日、株式会社XAION DATAは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、新サービスであるAIセールスプラットフォーム「AUTOBOOST」の提供を開始したことも発表していま…
高高度ガス気球や旅行用気密キャビンを設計・開発する「岩谷技研」が4億円調達
2022年6月20日、株式会社岩谷技研は、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 岩谷技研は、高高度ガス気球や、旅行用気密キャビンを設計・開発しています。 気球による“NearSpace…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集