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生成AIによる問題解決機能を搭載したプロジェクト管理ツール「SolvifAI」を開発する「ソルビファイ」が3,300万円調達

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2024年2月1日、ソルビファイ株式会社は、3,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ソルビファイは、生成AI搭載問題解決SaaS「SolvifAI」を開発しています。

プロジェクト管理ツールに生成AIによる問題解決機能を搭載したSaaSです。

IT/DXプロジェクトデータを学習したAIが課題の解決策や成果物ドラフトを作成することで問題解決をサポートします。どのようなユーザーでも生成AIの性能を最大限引き出せるUIを特徴としています。

また、議論内容の自動書き起こしや、要件整理/評価とAIによる推奨要件を加えた評価表を自動作成することで、上流工程業務を自動化します。

2024年3月にベータ版をリリースする予定です。

今回の資金は、ベータ版の開発、組織構築に充当します。


近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)が急速に社会・企業で推進されています。DXとは、テクノロジーとデータの戦略的活用により、企業や組織を根本的に変革し、競争優位性を確立する施策のことです。

一方、国内の中小企業においてはDXの遅れが指摘されています。

中小機構の「中小企業のDX推進に関する調査(2023年)」によると、DXに取り組んでいる、または、予定している中小企業は全体の31.2%(前年比6.4ポイント増)と低い割合であることがわかります。

DXを推進できない企業の課題として大きなものとして、予算不足、IT・DX人材不足が挙げられます。

とくにIT・DX人材不足は深刻な問題です。DX人材が組織内にいない場合、企業は自身が抱えている課題に対し、どのような解決策が有効なのかを洗い出すことができません。

こうした企業の場合はデジタル化・DXの推進のため、外部のコンサルタント会社などに依頼することになります。しかしデジタル化・DXは一度やれば終わりの施策ではなく、テクノロジーの発展や経営戦略の変更などに伴い修正を加えていく必要があります。

外部に頼ったDXは組織内部にデジタル化・DXの知見が蓄積されにくいため、長期視点でデメリットを抱えています。

そこでソルビファイは、生成AIによる問題解決機能を搭載したプロジェクト管理ツール「SolvifAI」の提供により、これら課題解決を目指しています。

デジタル化・DXは企業の成長のために重要な取り組みです。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

また、システム整備のためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
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