創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年1月24日「事故防止対策支援推進事業」補助金 自動車運送事業における交通事故防止を目的とした取り組みを支援

2024年1月22日、国土交通省は「事故防止対策支援推進事業」に係る補助金の申請受付を延長することを発表しました。
「事故防止対策支援推進事業」は、自動車運送事業における交通事故防止の観点から、先進安全自動車(ASV)や過労運転の防止に資する機器の導入等の取組を支援するため、要件を満たした事業者に対して自動車事故対策費補助金を交付する補助金制度です。
申請受付期間を2024年2月14日(水)まで延長します。
実施する補助事業
・先進安全自動車(ASV)の導入に対する支援
・過労運転防止のための先進的な取組に対する支援
申請受付期間
2023年8月10日(木)~2024年2月14日(水)
公益社団法人 全日本トラック協会「事業用貨物自動車の交通事故の発生状況」(令和5年9月)によると、令和4年中に全国で発生した交通事故件数は300,839件で、死者数は2,610人、負傷者数は356,601人と、前年に比べて事故件数が4,357件減(-1.4%)、死者数が26人減(-1.0%)、負傷者数が5,530人減(-1.5%)となりました。
このように、全体として減少傾向にあり、さらには事業用貨物自動車に目を向けても交通事故による負傷者数・飲酒運転事故件数については減少しています。
一方で、事業用トラックの保有台数は、大型トラックが4割、中型トラックが約2割とあわせて6割以上を占めており、これら大きなトラックが引き起こす事故は重大事故になる確率が高いことから、より一層の事故防止策が求められます。
こうした中で注目されているのが、先進安全自動車(ASV)です。
ASVとは、先進技術を利用してドライバーの安全運転を支援するシステムを搭載した自動車です。
その機能には、追突事故を軽減・回避する衝突被害軽減ブレーキ、車間距離制御装置、車線逸脱警報装置、ドライバー異常時対応システムなどさまざまなものがあります。
こうした装置は既存の車両に後付けが可能なものもあり、事故防止のために導入を決める事業者も多くあります。
一方で、運送事業者の多くは中小企業であり、予算の制約から十分なASVの導入が難しいこともあります。
したがって国土交通省は、事故防止に向けた取り組みを支援するため、「事故防止対策支援推進事業」を実施しています。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。
また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。
ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。
カテゴリ | 公募 |
---|---|
関連タグ | ASV ドライバー トラック 事故防止 事故防止対策支援推進事業 交通 交通事故 国土交通省 物流 自動車 補助金 運送 過労運転 |
公募の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
平成30年6月15日、ITD lab株式会社は、総額4億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 自動車・ドローン・建機・ロボットなどの衝突防止・自動運転の分野における必須デバイスである…
令和5年度補正予算「商用車の電動化促進事業」のご案内です。 2050年カーボンニュートラル及び2030年温室効果ガス削減目標(2013年度比46%減)の達成に向け、商用車の電動化(BEV、PHEV、F…
厚生労働省は、「産業雇用安定助成金(雇用維持支援コース)」が2023年10月31日で廃止予定であることを発表しました。 「産業雇用安定助成金(雇用維持支援コース)」は、新型コロナウイルス感染症の影響で…
2020年9月4日、前橋市やJR東日本高崎支社、NTTドコモなど10団体は、複数の移動手段を一つの交通サービスに統合する「MaaS(マース)」を実現するためのコンソーシアム、「前橋市新モビリティサービ…
農林水産省は、令和6年度「大豆供給円滑化推進事業」の公募について発表しました。 国際的な穀物の供給懸念から食料安全保障の重要性が高まる中、大豆については、食料自給率向上の観点から、需要を捉えた生産拡大…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…