地球観測サービス「AxelGlobe」や専用衛星事業を手がける「アクセルスペースホールディングス」が62.4億円調達

subsidy

2023年12月21日、株式会社アクセルスペースホールディングスは、総額約62億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

100%子会社のアクセルスペースを通じ、衛星の概念設計・製造・打上げアレンジ・運用までをワンストップで提供する「AxelLiner」事業、小型衛星群による地球観測インフラ「AxelGlobe」事業を展開しています。

現在、AxelLiner事業の一環として、小型衛星の机上検討から設計製造、打ち上げ、軌道上運用までをワンストップで提供するサービスの実現に向けた研究開発を進めています。2024年には実証衛星の打ち上げを予定しています。

今回の資金は、アクセルスペースが5機運用している自社小型衛星コンステレーションの機数増強による地球観測サービスの強化、政府や民間事業者に向けた小型衛星開発・運用サービスの本格化、光データ中継衛星コンステレーションの構築などに充当します。


2010年の世界の宇宙ビジネス市場規模は約27兆円でしたが、2019年には約40兆円に拡大しています。

さらに2040年代には100兆円を超えると予測されており、宇宙ビジネスは世界的に成長市場として認識されています。

この成長の背景には、小型衛星の発展があります。

小型衛星であればロケットの打ち上げ時により多くの人工衛星を打ち上げることが可能であるほか、その製造コストも従来の衛星と比較して安価であるため、民間事業者でも衛星の開発とその打ち上げ、運用を可能としました。

アクセルスペースは、2008年の創業から15年にわたって、JAXAの技術実証衛星を含む計9機の小型人工衛星を開発し、実績を積み重ねています。

こうした中で、ニーズの高まる衛星サービス事業を展開するほか、人工衛星の打ち上げを望む事業者などに対し、小型衛星の企画から、開発、打ち上げ、運用までをワンストップで担うサービスの開発を行い、ビジネスの拡大を目指しています。

スケールの大きなビジネスを実現し成長させていくには、豊富な資金や、数々のパートナーシップの構築などが必要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、創業期の資金調達について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ AxelGlobe AxelLiner BtoB Space Compass アクセルスペース アクセルスペースホールディングス 人工衛星 地球観測 宇宙 宇宙ビジネス 小型衛星 衛星データ 観測
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

不動産管理会社向け物件撮影BPaaSサービス「Live Search Req」を提供する「Live Search」が資金調達
2025年3月3日、株式会社Live Searchは、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は8億円超となりました。 Live Searchは、不動産管理会社向け物件…
在宅医療・介護の収益改善プラットフォーム「ZEST」を展開する「ゼスト」が5.4億円調達
2024年11月27日、株式会社ゼストは、総額約5億4000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ゼストは、在宅医療・介護の収益改善プラットフォーム「ZEST」を展開しています。 AIを搭載し…
数値管理DXソリューション「AutoDate」を提供する「Marsdy」が3.2億円調達
2023年10月10日、株式会社Marsdyは、総額3億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Marsdyは、数値管理DXソリューション「AutoDate(オートデート)」を提供して…
製造業向けリモート点検IoT・AIソリューションを提供する「LiLz」が4.3億円調達
2025年7月8日、LiLz株式会社は、総額約4億3000万円の資金調達を発表しました。 LiLzは、プラントなどの製造業向けリモートIoT・AIソリューションを提供しています。 電源・ネットワーク工…
M&Aマッチングプラットフォームなどを手がける「M&Aクラウド」が12.5億円調達
2024年3月4日、株式会社M&Aクラウドは、総額12億5,000万円(融資枠含む)の資金調達を実施したことを発表しました。 M&Aクラウドは、M&Aマッチングプラットフォーム「M&Aクラウド」や、事…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集