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2023年12月4日令和6年度「高年齢者活躍企業コンテスト」募集
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独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)は、令和6年度「高年齢者活躍企業コンテスト」の募集について発表しました。
高齢・障害・求職者雇用支援機構は厚生労働省との共催で、高年齢者がいきいきと働くことのできる創意工夫の事例を募集する「高年齢者活躍企業コンテスト」を実施しています。
優秀企業等の改善事例と実際に働く高年齢者の働き方を社会に広く周知することにより、企業等における雇用・就業機会の確保等の環境整備に向けて具体的な取組の普及・促進を図り、生涯現役社会の実現に向けた気運を醸成することを目的としています。
応募のあった事例のうち優秀事例については、2024年10月に表彰を行う予定です。
取組内容
1 高年齢者の活躍のための制度面の改善
1. 定年制の廃止、定年年齢の延長、65歳を超える継続雇用制度(特殊関係事業主に加え、他の事業主によるものを含む)の導入
2. 創業支援等措置(70歳以上までの業務委託・社会貢献)の導入
3. 賃金制度の見直し
4. 人事評価制度の導入や見直し
5. 多様な勤務形態、短時間勤務制度の導入 など
2 高年齢者の意欲・能力の維持向上のための取組
1. 高年齢者のモチベーション向上に向けた取組や高年齢者の役割等の明確化(役割・仕事・責任の明確化)
2. 高年齢者が活躍できる職場風土の改善、従業員の意識改革、職場コミュニケーションの推進
3. 高年齢者による技術・技能継承の仕組み(技術指導者の選任、マイスター制度、技術・技能のマニュアル化、若手社員や外国人技能実習生、障害者等とのペア就労や高年齢者によるメンター制度等、高年齢者の効果的な活用等)
4. 中高年齢者を対象とした教育訓練、キャリア形成支援(高年齢者の前段階からのキャリア形成支援を含む)の実施(キャリアアップセミナーの開催)
5. 高年齢者が働きやすい支援の仕組み (職場のIT化へのフォロー、力仕事・危険業務からの業務転換)
6. 新職場の創設・職務の開発 など
3 高年齢者が働きつづけられるための作業環境の改善、 健康管理、安全衛生、福利厚生の取組
1. 作業環境の改善(高年齢者向け設備の改善、作業姿勢の改善、配置・配属の配慮、創業支援等措置対象者への作業機器の貸出)
2. 従業員の高齢化に伴う健康管理・メンタルヘルス対策の強化(健康管理体制の整備、健康管理上の工夫・配慮)
3. 従業員の高齢化に伴う安全衛生の取組(体力づくり、安全衛生教育、事故防止対策)
4. 福利厚生の充実(休憩室の設置、レクリエーション活動、生涯生活設計の相談体制) など
応募締切日
2024年2月29日(木)
少子高齢化が進展し、日本社会・企業の人員構成に大きな変化が訪れています。
こうした中、長期間続いていた年功序列・終身雇用といった人事構造が限界を迎えつつあり、また、働き方の多様化、副業・兼業の解禁などの制度変更もあり、新たな人事構造の形成が進められています。
今後の人材活用では、人口のボリュームゾーンとなるシニア層の活用が重要視されています。さらには、生涯現役社会が推進されていることもあり、シニア雇用に取り組む企業が増加することが予測されます。
企業がシニア人材を活用することのメリットには、人手不足の解消だけでなく、シニア人材がもたらす豊富な知識・経験の活用、チームに多様性をもたらすことといったことも挙げられます。
一方で、企業ではシニア人材活用のための制度や環境が整備されていないケースも多く、シニア人材活用にはまだ課題があります。
「高年齢者活躍企業コンテスト」は、こうした環境下で、高年齢者がいきいきと働くことのできる創意工夫の事例を募集し、優秀企業等の改善事例と実際に働く高年齢者の働き方を社会に広く周知することにより、企業等における雇用・就業機会の確保等の環境整備に向けて具体的な取組の普及・促進を図り、生涯現役社会の実現に向けた気運を醸成することを目的としています。
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