「挑戦する中小企業の経営改善・再生支援強化会議」が開催

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2023年11月6日、西村経済産業大臣、井林金融担当副大臣出席のもと「挑戦する中小企業の経営改善・再生支援強化会議」が開催されました。

この会議では、西村経済産業大臣は、

・民間金融機関には、信用保証で保全されている民間ゼロゼロ融資中心の借入先に対しても、早期に経営改善に着手することで将来の挑戦が可能となるよう、積極的な支援を要請するとともに、政府としても、中小企業の早期の経営改善への取組を後押しするべく、来年2月から、資金繰り計画の策定等を支援する「早期経営改善計画策定支援事業」について、一定の条件の下で、中小企業が民間金融機関にも計画策定支援を依頼できるようにする見直しを時限的に実施すること

・信用保証協会には、民間ゼロゼロ融資中心の借入先に対しては、主たるプレイヤーとして、金融機関と連携した経営改善・再生支援の積極的な実施を要請するとともに、信用保証協会が主体的に動くことで、早期に中小企業活性化協議会に案件をつなぐ方策の具体化を図ること

・こうした新たな取組を含めて、金融庁と連携し、年度内に「再生支援の総合的対策」を取りまとめること

などを述べました。

さらに中小企業の経営改善や再生への取組に対する積極的な支援を各機関の代表者に要請しました。

参加機関・団体からは、事業者への経営改善・再生支援に関する足元での取組内容や再生支援等の促進に向けた決意と要望について発言がありました。


2020年初頭から世界的に感染が爆発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、経済は大きな影響を受けました。

厳しい経営環境に置かれている中小企業は、さまざまな挑戦によって経営改善や再生を図っていく必要があります。

経済産業省は、金融庁・財務省と連携し、挑戦する中小企業を支援する「挑戦する中小企業応援パッケージ」を策定しました。

このパッケージでは、「挑戦する中小企業の経営改善・再生支援強化会議」を設置し、官民金融機関による取り組み状況などをきめ細やかにフォローする方針です。

初会合となる今回では、資金繰り支援や経営改善計画を策定するためのサポートを官民一体で行う考えが示されました。

具体的には、金融機関に対して、信用保証で保全されている民間ゼロゼロ融資中心の借入先に対しても、早期に経営改善に着手することで将来の挑戦が可能となるよう、積極的な支援を要請しました。

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