注目のスタートアップ

中小企業向けの新型M&Aサービス「M&Aバザール方式」を運営する「M&Aバザール」が8,500万円調達

company

2023年12月4日、株式会社M&Aバザールは、総額8,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

M&Aバザールは、中小企業向けのM&Aサービス「M&Aバザール方式」を開発・運営しています。

売り手・買い手の双方とも無料でマッチングを行い、その後、M&Aバザールが紹介するFA(ファイナンシャルアドバイザー)が売り手のみを担当し、交渉・進行をサポートするというプロセスを推奨しています。

従来のM&A仲介サービスは、買い手・売り手の双方に手数料がかかるため、売り手が得られる額は双方の手数料が引かれたものになります。

「M&Aバザール方式」は、売り手のみに手数料がかかるため、従来のM&A仲介サービスよりも、売却で得られる額が多くなるというメリットがあります。

今回の資金は、買い手候補のさらなる発掘、マーケティング活動の強化に充当します。


近年、経営者の高齢化に伴い、事業承継や売却などで利用されるM&Aが注目されています。

M&Aは企業・経営者にとって大きなイベントであるほか、そのプロセスも複雑で専門的知識が求められるため、専門家のサポートが欠かせません。

一方、現在主流であるM&Aマッチングサービスは、売り手と買い手の双方の利害を調整し、双方から手数料を徴収しています。これは両手取引であり利益相反に陥りやすいことが指摘されています。

とくに売り手側は弱い立場に置かれやすく、売却額の最大化が難しいという状況にあります。

こうした課題を解決するものとして、M&AにおけるFA(ファイナンシャルアドバイザー)があります。

FAは、売り手・買い手のどちらかにつき、M&Aの交渉・進行を担当し、担当者の利益最大化のために行動します。

M&Aバザールは、M&Aマッチングを無料で行い、売り手にFAを紹介するというモデルにより、会社を高く売るためのM&Aプロセスを提案しています。

M&Aは財務基盤の強化やEXIT戦略として重要です。M&Aを成功させるには、早期から戦略を立て、企業の基盤を整備することが重要だといわれています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、M&Aのメリットや成功パターンについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB FA M&A M&Aバザール ファイナンシャルアドバイザー マッチング 中小企業 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「M&A DX」が「SOICO」と業務提携 M&A対応型ストックオプション契約を促進
2022年8月8日、株式会社M&A DXは、SOICO株式会社と業務提携契約を締結したことを発表しました。 M&A DXは、M&A・相続・事業承継に関するサービスを総合的に提供しています。 SOICO…
【東京都】「新製品・新技術開発助成事業」【最大2500万円支援】
「新製品・新技術開発助成事業」のご案内です。 公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する助成事業です。 対象となる研究開発 製品・サービスを生み出すために、試作品の設計、製作、試験評価を行うことを「…
2人の対話にリアルタイムで生成AIが伴走する1on1支援ツール「emochan」を提供する「KOU」が5,000万円調達
2023年9月4日、株式会社KOUは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 KOUは、1on1支援ツール「emochan」を提供しています。 2人(管理職・部下)の対話にリアルタ…
医療機器管理SaaS「HITOTSU Asset」を提供する「HITOTSU」が2億円調達
2023年12月18日、HITOTSU株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 HITOTSUは、医療機器管理SaaS「HITOTSU Asset」を開発・提供しています。 医療…
特別な体験型コンテンツに出会える予約サイト「Otonami」とインバウンド向け予約サービス「Wabunka」を展開する「J-CAT」が資金調達
2024年6月13日、J-CAT株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 J-CATは、特別な体験型コンテンツに出会える予約サイト「Otonami(おとなみ)」と、インバウンド向け予約サービ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集