「災害・急病等危機管理対応事業」補助金

subsidy

国土交通省観光庁は「災害・急病等危機管理対応事業」を実施しています。

訪日外国人旅行者が我が国を安心して旅行できる環境を整備するため、観光施設等における衛生環境の強化、災害時の避難所機能の強化・多言語対応強化や、病院・診療所等における訪日外国人患者受入機能強化のための整備、地方公共団体における災害時等における観光危機管理の強化のために要する経費の一部を補助するものです。

対象経費

「観光施設等における衛生環境の強化」
・トイレ(和式便器の洋式化等)
・非接触式キャッシュレス決済環境
・混雑状況の「見える化」と推奨ルートの表示

「災害時の観光施設等における避難所機能の強化」
・非常用電源装置
・情報端末への電源供給機器
・災害用トイレ
・避難所機能に係る施設整備・改良
・案内標識
・案内表示

「災害時・急病時の観光施設等における多言語対応機能の強化」
・多言語案内機能の整備(デジタルサイネージ、多言語案内・翻訳用タブレット端末、多言語案内・翻訳システム機器、案内標識、掲示物・配布物、ホームページ、案内放送)
・無料公衆無線LAN環境の整備
・スタッフ研修

「訪日外国人患者受入機能の強化」
・多言語案内機能の整備(デジタルサイネージ、多言語案内・翻訳用タブレット端末、多言語案内・翻訳システム機器、案内標識、案内表示、掲示物・配布物、ホームページ、案内放送)
・無料公衆無線LAN環境の整備
・キャッシュレス決済環境の整備
・スタッフ研修

「災害時等における観光危機管理の強化」
・観光危機管理計画の策定
・観光危機管理計画に基づく訓練

対象事業者

 ・観光案内所・観光施設等を設置し、もしくは管理する者
 ・観光地における店舗・事業所等を運営する者
 ・病院・診療所等を設置し、または管理する者(「訪日外国人患者受入機能の強化」)
 ・地方公共団体(「災害時等における観光危機管理の強化」)

補助金

上限500万円・経費の1/2以内。

応募受付期間

2023年2月9日(木)~2023年11月30日(木)


日本政府観光局の発表によると、2023年9月の訪日外客数の推計値は約218万人であり、これは2019年同月の96.1%とほぼ同水準にまで回復しました。

今後さらに訪日観光客を増やすには、日本を安心安全な観光国として整備することが重要です。

とくに日本は地震や台風など災害のリスクが高い、多言語対応できる場所が少ないといった特徴があります。

たとえば、大規模な災害時は避難の呼びかけなどは日本語で行うことになるでしょう。しかし日本語が利用できない訪日観光客はこうした案内を正確に理解することができず、適切な避難や行動をすることができなくなります。また、避難所においても適切な対応ができなくなるでしょう。

ほかにも病院などにおいても多言語対応を進めることが重要です。病院では患者がどういう症状を呈しているのか、怪我をしているのか、何に不安を感じているのかといったことを正確に聞き出すことが治療において重要です。もし日本語しか通じない場合、訪日観光客は適切な医療を受けられません。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ BCP インバウンド 助成金 多言語対応 災害・急病等危機管理対応事業 災害対策 補助金 観光 訪日観光客 避難所 防災
詳細はこちら

災害・急病等危機管理対応事業

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【農林水産省】令和6年度「農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうち海外サプライチェーン構築に向けた投資可能性調査緊急支援事業」公募
農林水産省は、令和6年度「農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうち海外サプライチェーン構築に向けた投資可能性調査緊急支援事業」の公募について発表しました。 海外での物流・商流等の拠点づくりを通じたサ…
神社・お寺の投稿サイト「ホトカミ」の運営元が1億円調達!
平成30年1月31日、株式会社DO THE SAMURAIは、約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 神社・お寺の投稿サイト「ホトカミ」を運営しています。 ユーザーが、参拝した神社・お寺の思…
【農林水産省】令和7年度「飼料穀物備蓄対策」公募
農林水産省は、令和7年度「飼料穀物備蓄対策」の公募について発表しました。 畜産農家への配合飼料の安定供給を図るため、飼料製造業者等が不測の事態に備えて策定する事業継続計画に基づく飼料穀物の備蓄、不測の…
「グリーンイノベーション基金事業/次世代デジタルインフラの構築/IoTセンシングプラットフォームの構築」
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構は「グリーンイノベーション基金事業/次世代デジタルインフラの構築/IoTセンシングプラットフォームの構築」に係る公募について発表しました。 カーボンニ…
【3/23開催】オンライン説明会「助成事業説明会~製品開発や販路拡大の取組みを支援します~」
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、令和5年度「助成事業説明会」(オンライン)の開催を発表しました。 東京都中小企業振興公社は、都内中小企業者等の新製品や新技術の開発、国内外・オンラインの展示会への…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集