注目のスタートアップ

現場向け動画教育システム「tekibi」を運営する「Tebiki」が8億円調達

company

2023年9月12日、Tebiki株式会社は、借入等により総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Tebikiは、現場向け動画教育システム「tekibi」を運営しています。

小売・サービス・製造・物流・介護・飲食など、デスクを持たない社員が働く現場向けのクラウド動画教育システムです。

動画作成から編集まで誰でも直感的に使えるUIを特徴としています。現場のOJTをスマートフォンで撮影するだけで、自動で字幕を生成し、動画を活用した教育コンテンツを作成することができます。

今回の資金は、開発と顧客サポート体制の拡充に充当します。


ナレッジ(知識やノウハウ)の蓄積・管理・共有は、さまざまな業界で重要な課題として認識されています。

もし企業・組織内でナレッジの蓄積・管理・共有が上手くいっていない場合、業務の属人化が進んでいきます。

業務の属人化は、担当者の負担の増加、業務クオリティの特定人材への依存、困難な業務の引き継ぎなどの問題を引き起こします。

しかし、業務の属人化が常態化している組織では、それが問題だと捉えられていないこともあります。とくに人・モノ・機械などの動きが重要な現場では属人化が発生しやすく、かつ、それが当たり前だと捉えられていることが多くなっています。

こうした属人化を解消し、業務を標準化するためには、マニュアルの作成が有効的です。

しかし、前述のような人・モノ・機械などの動きが重要な現場は、テキストが主体のマニュアルでは伝えられないことも多く、結局は職人がやっていることを見て覚えたり、直接教えてもらったりする必要があります。

とはいえ、近年はこうした現場においても人手不足が進行しており、教育にリソースを割くことが難しくなっています。

こうしたなか注目されているのが、動画を活用したマニュアルや教育コンテンツです。

動画は写真・テキストよりも情報を伝えやすいことから、マニュアルにおいて過不足なく情報を伝えることが可能です。さらに近年はスマートフォンによって手軽に動画を撮影し、編集することができるため、さまざまな領域で動画が活用されるようになってきています。

教育や学習は企業の成長にとっても重要です。なかでも読書は効率的かつコストパフォーマンスの良い学習方法のひとつであるため、創業期には大きな助けとなってくれるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「オフィス移転手帳」では、書店員が選ぶ社員教育に使える本10選を紹介しています。

また、企業を成長させるには資金調達に関するノウハウもしっかりと身につけることが肝心です。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功に導くためのノウハウなど、さまざまな資金調達に関するノウハウを提供しています。無料で送付しているので、ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB eラーニング OJT クラウド システム デスクレスワーカー ノウハウ 動画 動画マニュアル 教育 株式会社 現場 研修 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

カスタマーサポート特化型AI「KARAKURI」シリーズを展開する「カラクリ」が10億円調達
2023年2月8日、カラクリ株式会社は、総額約18億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 カラクリは、AIチャットボット「KARAKURI chatbot」や、チャットボットの内容を…
公共政策情報分析プラットフォームを提供する「LobbyAI」が4000万円調達
2025年3月13日、LobbyAI株式会社は、総額4000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 LobbyAIは、生成AIを活用した公共情報分析プラットフォームを開発しています。 自治体・政…
プラスチック代替の新素材「LIMEX」開発・製造・販売の「TBM」が20.6億円調達
2020年11月24日、株式会社TBMは、総額約20億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 プラスチックの代替となる、石灰石などの無機物を主原料とした新素材「LIMEX」を開発・製造…
高高度ガス気球や旅行用気密キャビンを設計・開発する「岩谷技研」が4億円調達
2022年6月20日、株式会社岩谷技研は、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 岩谷技研は、高高度ガス気球や、旅行用気密キャビンを設計・開発しています。 気球による“NearSpace…
ウェルビーイングの現状の可視化と改善を支援する「ポケットセラピスト」などを提供する「バックテック」が資金調達
2022年11月11日、株式会社バックテックは、資金調達を実施したことを発表しました。 バックテックは、医学的根拠にもとづき組織・社員ウェルビーイングを実現するプラットフォーム「ポケットセラピスト」や…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集