商用EVメーカー「HW ELECTRO」がヘルステック事業を展開する「メディロム」の子会社「MEDIROM MOTHER Labs」と事業提携に関する基本合意書を締結

tips

2023年8月17日、HW ELECTRO株式会社は、株式会社メディロムの子会社であるMEDIROM MOTHER Labsと、事業提携に関する基本合意書を締結したことを発表しました。

HW ELECTROは、次世代の多用途商用EV「ELEMOシリーズ」の開発・製造・販売を行うファブレスメーカーです。

2021年4月に国内で初めて輸入小型EV商用車としてナンバーを取得し、2021年7月24日から「ELEMO」、11月20日から「ELEMO-K」の販売を開始しています。

また、2023年秋に中型バン「ELEMO-L」を販売開始する予定です。

メディロムの子会社であるMEDIROM MOTHER Labsはヘルステック事業を展開しています。

今回の事業提携により、HW ELECTROのコネクテッドサービス「HW ELECTRO Platform Service」と、MEDIROM MOTHER Labsが開発する充電不要のスマートトラッカー「MOTHER Bracelet」で取得するバイタルデータを連携させ、ドライバー緊急時自動運転(半自動運転)の実現を目指します。


コネクテッドカーは、常にインターネットに接続されている車両を指します。最新のIoT技術の進歩や自動運転技術の成熟などにより、この概念への関心が近年高まっています。

車両がインターネットに接続されることで、事故発生時に自動的に通報する緊急通報システム、細かい走行情報の収集、それに基づく自動車保険の調整、盗難車両の追跡システム、進化したカーナビゲーションといった多岐にわたる機能が実現されます。

すでに市場に存在する多くの新型車は、コネクテッド機能を備えており、5G技術の拡大が進むにつれて、今後ますます社会への浸透が進むと見込まれています。

ところで、年間の交通事故発生件数は年々減少傾向にあり、また交通事故による死亡事故発生件数・死亡者数も減少傾向にあります。

一方、自動車運送における1億走行キロあたりの重大事故件数については、バス、ハイヤー・タクシー、トラックのすべての事業用自動車において増加傾向あるいは横ばい傾向にあり、安全管理・安全走行に関する課題解決が求められています。

こうした自動車運送では、ドライバーの高齢化の進展や、ドライバー不足による業務負担の高まりなどを受け、健康起因による事故が問題視されています。

そこでこうした健康起因による事故を防ぐため、テクノロジーの活用が注目を集めています。

コネクテッドカーは、走行している車両・ドライバーを遠隔で監視できるほか、体調の異常を検知したりなど、ドライバーの健康を管理したり安全を守ったりすることに活用できます。
HW ELECTROとMEDIROM MOTHER Labsは、両社のリソースを活用し、運転者のバイタルデータと連動した半自動化を実現し、運転中の体調急変による事故を減少させることを目指すとしています。

他社との提携や協業は、ビジネスの拡大や新たなイノベーションを創出するために重要なもののひとつです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウを詳しく解説しています。

またビジネスの成長のためには資金調達も重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ EV HW ELECTRO HW ELECTRO Platform Service MEDIROM MOTHER Labs MOTHER Bracelet コネクテッド バイタルデータ ファブレスメーカー ヘルステック マザーラボ メディロム 事業提携 商用EV 商用車 株式会社 自動運転
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ものづくり特化のオンライン・ショップ「CRAFT STORE」運営の「ニューワールド」が資金調達
2020年5月7日、ニューワールド株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、クラウドファンディング・プラットフォーム「Makuake(マクアケ)」を運営する株式会社マクアケと、山口…
トラックの自動運転システムを開発する「ロボトラック」が12億円調達
2025年7月14日、株式会社ロボトラックは、総額約12億円の資金調達を発表しました。 ロボトラックは、トラック向け自動運転ソリューションを開発しています。 経済産業省の経済産業省の「モビリティDX促…
地方移住支援プラットフォーム「flato」運営の「FromTo」が資金調達
2021年2月16日、株式会社FromToは、資金調達を実施したことを発表しました。 ふるさと開拓サービス「flato(ふらっと)」を運営しています。 地方で暮らす・働くを実践している人に質問・直接相…
AI店舗支援SaaS「口コミコム」・インバウンド総合メディア「訪日ラボ」を提供・運営する「mov」が資金調達
2023年3月15日、株式会社movは、資金調達を実施したことを発表しました。 movは、AI店舗支援SaaS「口コミコム」や、インバウンド総合メディア「訪日ラボ」を提供・運営しています。 「口コミコ…
「アイ・ラーニング」が「Skillsoft」と提携しサブスクリプション型eラーニング・システム「Percipio」を提供
2020年8月19日、株式会社アイ・ラーニングは、米Skillsoft社と業務提携し、eラーニング・システム「Percipio(パーシピオ)」の提供を開始することを発表しました。 Skillsoftは…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集