「ロングストーリーによる地域のコンテンツの連携促進に向けた実証調査」採択案件一覧が公開

subsidy

2023年8月9日、国土交通省観光庁は「ロングストーリーによる地域のコンテンツの連携促進に向けた実証調査」の採択案件一覧を公開しました。

この事業は、インバウンド旅行需要が回復に向かう中で、長期滞在及び消費額増加をより一層促進するため、旅全体を通じた一貫したストーリーの造成等により、地域の周遊を実現する取組を支援するものです。

2023年5月17日(水) から2023年7月7日(金)に募集を行った結果、以下の案件を採択しました。

ツアー名 プロジェクトチーム名
Regenerative Miyagi~生産と消費を繋ぐ森里海の連環を体感する旅~ みやぎ森里海連環ツーリズム推進協議会
「心」と向き合う1400キロ 日本思想の源流となる「弘法大師の真髄」を感じる旅 四国遍路サイクルAT開発プロジェクト
サムライストーリー。武士道、武家文化、そして、ラストサムライの葛藤と功績。 地球の歩き方サムライプロジェクト
和食のルーツに迫る旅 ~鯖街道を舞台に~ 鯖街道ロングストーリー造成チーム
Live together with Japanese Alpine Culture-Associate with craftmanship, architecture, andwater 松本・高山 高付加価値な観光地づくり推進協議会
祈りを体験する「熊野古道伊勢路」巡礼の旅 熊野古道伊勢路プロジェクト
in InterConnected Arts/JAPAN 「茶の湯のものづくり」を巡り、持続可能な「つくる」を体得する旅 in InterConnected Arts/JAPAN
日本刀(Japanese sword)~玉鋼(たまはがね)・現代日輪刀~に出会う旅 玉鋼・現代日輪刀プロジェクト
「黒潮」が魅せる亜熱帯の暮らしと亜寒帯の暮らし Discover the KUROSHIO Consortium
Indigenous Spirits of Southern Islands -知られざる日本 南の源流を巡る 琉球・奄美 ネイティブツーリズム・コンソーシアム

2019年、訪日観光客数は過去最多の3,188万人を記録し、観光業は国内有数の重要産業として着実に成長を遂げました。

しかしながら、コロナ禍の到来により、インバウンド観光の主要な柱が大きな打撃を受けました。幸いなことに、現在ではコロナ禍が収束しつつあり、訪日観光客の姿が再び見られるようになり、以前の繁栄への回復は時間の問題であると考えられます。

2022年10月には個人旅行が再開され、それ以降、訪日観光客の数は着実に増加しています。2023年4月には約195万人の訪日観光客が訪れており、これは2019年同月比で約66.6%の水準となります。

このような状況下で、コロナ禍後の観光業は、失われた観光客を取り戻すために、新たな魅力的な観光コンテンツの開発が重要とされています。

こうした中、注目されているのがロングステイ(長期滞在)です。

ロングステイは短期間の観光目的の滞在ではなく、長期間その地域の生活を体験する旅行形態のことです。日本の文化を深く体験したいという訪日観光客は多く、ロングステイは今後日本の観光業において大きなジャンルとなっていくことも予測されます。

観光庁は、このロングステイと、旅を通じて一貫したストーリーを体感できるツアーを組み合わせた、ロングストーリーツアーの確立を目指し、「ロングストーリーによる地域のコンテンツの連携促進に向けた実証調査」を行っています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ ストーリー ロングストーリーによる地域のコンテンツの連携促進に向けた実証調査 観光 長期滞在
詳細はこちら

ロングストーリーによる地域のコンテンツの連携促進に向けた実証調査

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

宿泊施設向けDXソリューションを展開する「Tabi Life」が6,400万円調達
2023年1月10日、Tabi Life株式会社は、総額6,400万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、社名をLYNKED株式会社からTabi Life株式会社に変更したことも併せて発表…
即時買取サービスCASHなどの「バンク」が「DMM.com」からMBOにより独立
2018年11月7日、株式会社バンクは、マネジメント・バイアウト(MBO)を実施し、親会社である合同会社DMM.comが保有するバンク株式の全株式の買取りを実施したことを発表しました。 バンクは…
AIを活用した観光分野向け顧客対応プラットフォーム「talkappi」提供の「アクティバリューズ」が1.5億円調達
2021年12月20日、株式会社アクティバリューズは、1億5,620万円の資金調達を実施したことを発表しました。 観光分野向け顧客対応プラットフォーム「talkappi(トーカッピ)」を開発・提供して…
「面的地域価値の向上・消費創出事業」4次募集の補助事業者を採択
2023年10月5日、中小企業庁は、令和4年度第2次補正予算「面的地域価値の向上・消費創出事業」4次募集の補助事業者を採択したことを発表しました。 2023年9月15日を締切として応募のあった案件につ…
令和6年度「宿泊施設インバウンド対応支援事業」補助金
観光庁は、令和6年度「宿泊施設インバウンド対応支援事業」を実施しています。 全国各地の観光地において、訪日外国人旅行者が安心して快適に滞在できる環境を整備するため、宿泊施設におけるインバウンド対応及び…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集