注目のスタートアップ

ESG情報開示支援クラウド「SmartESG」を提供する「シェルパ・アンド・カンパニー」が1.5億円調達

company

2023年6月28日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

シェルパ・アンド・カンパニーは、企業のESG情報開示の業務負荷を軽減するクラウドサービス「SmartESG」を開発・提供しています。

社内のESGデータを一元化し、サステナビリティ活動の分析・改善を実現することで、企業のESG情報開示の業務負荷を軽減するサービスです。

今回の資金は、サービスの拡充、機能向上、組織拡大に向けた採用の強化、AI事業部の技術強化などに充当します。


ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取った言葉です。

近年、世界的な気候変動や、企業による強制労働や児童労働などの搾取・人権侵害などの課題が取り沙汰されるようになり、企業の責任が大きく問われる時代となっています。

これまでの企業は短期的な利益を目標に競争を行い、それが社会的な是につながるとしてきましたが、その結果は、地球に眠る資源を食いつぶし、環境を破壊し、人権を侵害するというものになりました。このままの企業活動を続けていれば、近い将来、企業や人間は利用できるものがなくなり、いずれ破滅を迎えてしまうことになるという危機を抱くようになりました。

そこで、サステナビリティ(持続可能性)という言葉を中心に、企業や文明が持続的に発展していくことができるよう、社会課題を解決し、環境を整えていくことが進められています。

ESGは、企業が長期的に成長するために経営において重要視するべき観点です。近年の投資家は、このESGを投資先の選定において重要視しており、企業は自社のESG情報を適切に開示することが重要となっています。

一方、ESGは主に非財務情報であり、書式などの統一的なルールやフレームワークがなく、さらにその情報が企業内のさまざまな場所に散在しているため、情報を統合し分析することに大きな手間がかかるという課題を抱えています。

シェルパ・アンド・カンパニーはこの課題を解決するため、ESGデータを一元管理し、可視化、分析するクラウドサービス「SmartESG」を開発・提供しています。

ESG投資の登場など、以前の資金調達状況とは大きな変化が訪れています。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ESG SDGs ガバナンス クラウド 一元管理 株式会社 環境 社会 経営 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スマホ向けゲーム開発やファンロイヤル化支援サービス「FaneX」など展開の「サイバード」が香港の「Animoca Brands」と資本提携
2022年7月4日、株式会社サイバードは、Animoca Brands Corporation Limited(本社:香港 ポックフーラム)と資本提携したことを発表しました。 サイバードは、スマートフ…
2.5次元IPのプロデュースを行う「ウタイテ」が4.7億円調達
2023年10月20日、株式会社ウタイテは、総額4億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ウタイテは、2.5次元IPの開発・運営を手がけています。 今回の資金は、2.5次元IPの開発…
農業ロボットや農作業のBPOサービスを手がける「レグミン」が資金調達
2025年7月16日、株式会社レグミンは、資金調達を発表しました。 レグミンは、自律走行型農業ロボットの開発・提供や、農作業のBPOサービスを展開しています。 独自開発の農薬散布ロボットと農薬管理アプ…
結婚式場探しサービス「トキハナ」などを運営する「リクシィ」がフォトブック事業を展開する「アスカネット」と資本業務提携
2022年12月16日、株式会社リクシィは、株式会社アスカネットと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 リクシィは、結婚式業探しサービス「トキハナ」や、LINE活用をベースにしたtoC営業…
産業用水中ドローン「Dive Unit300」の「FullDepth」が資金調達
2021年3月16日、株式会社FullDepthは、資金調達を実施したことを発表しました。 産業用水中ドローン「Dive Unit300」の開発・提供を行っています。 「Dive Unit300」は、…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集