注目のスタートアップ

AIキャラクターを開発する「EuphoPia」が3,700万円調達

company

2023年6月6日、EuphoPia株式会社は、総額3,700万円の資金調達を実施したことを発表しました。

EuphoPiaは、没入的な対話体験の実現のため、AIキャラクターの開発(Project Ivy)や、対話型エージェントを組み込んだアプリケーションの受託開発事業などを展開しています。

今回の資金調達により、AIキャラクターを主軸に据えた、3DCG(VR)ゲーム、モバイルアプリ、AITuberの並列展開を行います。


近年、AI(人工知能)の研究開発が急速に進展し、ビジネスのさまざまな領域で活用されるなど、社会への普及が進みました。

AIは、人間が扱うことができる範囲を超えた大量のデータを、スピーディ・高精度・複合的に分析することができます。

このデータの分析・解析により、工場における不良品の検出、将来の売上予測、需要予測などさまざまなことを可能にし、業務の効率化・自動化を実現します。

一方、こうしたAIは、SF作品などに親しんできた我々がイメージしていたAIとは大きな乖離があります。

我々がイメージしていたAIは、実在の人間と変わらないような対話ができたり、人間のような判断ができたりするものであり、極めて人間的な振る舞いをするロボットなどに搭載されているものです。

この汎用的なAIが実現されれば、人間ひとりひとりに秘書のような存在をつけることが可能となるでしょう。またパソコンなどの在り方も大きく変化するかもしれません。

近頃、OpenAI社のChatGPTなど、大規模言語モデルをベースとしたAIチャットボットが脚光を浴びています。ChatGPTは、我々が想像していたような、自然な対話を実現するAIチャットボットであり、さらに質問への回答、テキストの要約、企画書・小論文の執筆、プログラミングなどさまざまなタスクを実行してくれる汎用性も持ち合わせています。

今後、大規模言語モデルは、汎用的なAIとして成長し、さまざまな領域で革新をもたらすことになると考えられています。

こうした背景のもと、EuphoPiaは、AIを搭載したバーチャルキャラクターのプロジェクト「Project Ivy」を進め、対話AIの研究開発を行っています。

AIはこれまで非効率的だった業務を大幅に効率化するなど、大きな革新をもたらしています。さらにChatGPTなど、これまでの世界を一変させるような技術も登場しています。企業ではこうしたテクノロジーを戦略的に取り込み、企業の成長につなげることが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考になさってください。

また、創業手帳は資金調達に特化した「資金調達手帳」もお送りしています。VCから出資してもらうためのノウハウや、創業時に活用できる融資制度、クラウドファンディングの活用法など、さまざまな資金調達手段を解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 3DCG AI AI VTuber EuphoPia Ivy Project Ivy VR エージェント キャラクター ゲーム シンギュラリティ モバイルアプリ 体験 対話 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

会員型SNS「FOLLOW ME」やNFTデジタルトレカのマーケットプレイス「HABET」を運営する「NUNW」が12.8億円調達
2022年9月30日、NUNW株式会社は、総額12億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 NUNWは、クリエイターとファンをつなぐ会員型SNS「FOLLOW ME」と、NFTデジタル…
ベッド・マットレスEC「ネルコンシェルジュ neruco」を運営する「インテリアオフィスワン」と「日本毛織」が資本業務提携
2023年6月2日、株式会社インテリアオフィスワンは、日本毛織株式会社と資本業務提携したことを発表しました。 インテリアオフィスワンは、ベッドやマットレスなど寝具の企画・開発と、これら製品の自社EC「…
マーケティングリサーチプラットフォーム「エモミル」を開発する「ヴィアゲート」が資金調達
2023年5月31日、ヴィアゲート株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ヴィアゲートは、マーケティングリサーチプラットフォーム「エモミル」を開発しています。 表情解析技術や視線計測技術を…
空き家・遊休不動産を利活用するプロジェクトを展開する「エンジョイワークス」が全国各地で地方創生やまちづくりに携わる企業と資本業務提携を締結
2023年2月21日、株式会社エンジョイワークスは、静岡県三島市を拠点とする加和太建設株式会社をはじめとする全国各地で地方創生やまちづくりに携わる有力企業と資本業務提携を締結したことを発表しました。 …
児童福祉現場向け伴走型業務支援サービス「AiCANサービス」などを提供する「AiCAN」が7,000万円調達
2023年5月31日、株式会社AiCANは、7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ANRI株式会社です。 AiCANは、児童福祉現場向け伴走型業務支援サービス「AiCANサ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集