創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年5月24日病院経営プラットフォーム「ここりんく」提供の「プレアデスセブン」が出資受け入れ
2022年5月20日、プレアデスセブン株式会社は、「地域医療活性化ヘルスケアファンド投資事業有限責任組合(地域医療活性化ヘルスケアファンド)」から出資を受け入れたことを発表しました。
プレアデスセブンは、病院経営プラットフォーム「ここりんく」を提供しています。
電子カルテデータの2次利用や、部門システムをまたいだデータの統合や分析、地域連携室などのマネジメント効率化などを実現するプラットフォームです。
「地域医療活性化ヘルスケアファンド」は、日本PMIパートナーズ株式会社が組成した、ヘルスケア特化型のプライベートエクイティ(PE)ファンドです。
独立系オルタナティブ投資運用グループのMCPアセットマネジメント社が運営する東京都のFOFsや、国内機関投資家のシュバイツェル・インベストメント社などが参画しています。
今回の出資受け入れにより、日本PMIパートナーズの幅広いネットワークや専門的知見を活用し、体制の強化と事業拡大の加速を進めていく予定です。
—
一般社団法人全国公私病院連盟が公表している「令和2年 病院運営実態分析調査の概要」によると、2020年は80.3%の病院が赤字となっています(前年70.9%)。
これは新型コロナウイルス感染症の影響により1病院あたりの患者数が減少したためですが、コロナ以前から赤字の病院の割合が7割前後で推移しており、多くの病院が赤字から脱出できていないことがわかります。
病院の主な収入源は診療報酬なのですが、これは政府によって値段が決められています。そして低医療費政策が続いているため、病院の収益があがらなくなっています。
なので赤字の病院を減らすためには診療報酬を引き上げることが必要なのですが、診療報酬を引き上げると国民の負担が増えることになってしまいます。
また、我々は医療保険によって3割負担で医療を受けることができますが、残りの7割については、国民健康保険料だけで成り立ってはおらず、かなりの税金が投入されています。低医療費政策は続けていかざるを得ない状況にあるのです。
そのため、病院が赤字から脱出するためには、経営を大幅に改善することが必要となります。プレアデスセブンは、「ここりんく」の提供を通じ、医療法人の経営力の強化を支援しています。
企業を成長させていくためにはテクノロジーの活用が重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | ここりんく プラットフォーム プレアデスセブン ヘルスケア マネジメント 分析 効率化 医療 地域医療活性化ヘルスケアファンド 株式会社 病院 経営 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年10月27日、GO株式会社は、フィデリティ・インターナショナルおよび両備グループの岡山交通株式会社を割当先とする第三者割当増資による資金調達を決議したことを発表しました。 GOは、タクシー配…
2023年5月26日、CloudBCP株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 CloudBCPは、BCP(事業継続計画)の策定・運用サポートサービス「CloudBCP」…
2024年2月21日、クロスロケーションズ株式会社は、株式会社インフォネットと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 クロスロケーションズは、人流データ分析プラットフォーム「Location …
2019年9月9日、株式会社インタースペースのグループ会社である株式会社ストアフロントは、「SubscLamp(サブスクランプ)」をリリースしたことを発表しました。 誰でもサブスクリプション(定額・会…
2021年5月19日、株式会社canonicaは、株式会社NOVICと提携し、「Web招待状システム」をブライダル事業者向けに提供・運用サポートを開始したことを発表しました。 「Web招待状システム」…
大久保の視点
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま…